だらけかあさんの楽観日記

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「風間公親ー教場0ー」第2話感想 瓜原刑事卒業にぐっときた!「教場」の良さは人が育ち巣立っていくところ

こんにちは。

2023年4月17日月曜に放送された「風間公親ー教場0ー」第2話の感想です。

www.fujitv.co.jp

あらすじは書いていません。ドラマを見て思ったこと、感じたことなどを書いています。

※第1話の感想

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感想部分にネタバレが含まれますので、まだ視聴されていない方は読む読まないの選択をお願いします。

あらすじをお知りになりたい方は、公式サイトをご確認ください。

風間公親 教場0 - フジテレビ

書きたいことを書いていたら感想が長くなってしまったので、目次から気になるところだけでも読んでもらえたら嬉しいです。

 

 

ドラマの中で起こる事件の粗さがやっぱり気になる

第1話の一筆書き(私には一筆書きができなかった…)日中弓ダイイングメッセージほどのインパクトはなかったとはいえ、第2話「ブロンズの墓穴」の殺害方法やアリバイ工作、事件の真相に辿り着く経緯に関しては、やっぱり違和感がありました。

犯人が事件の夜から次の日の未明にかけて発生した濃い霧に紛れて犯行に及んでいるとはいえ、誰にも目撃されずに学校に出入りし、ブロンズ像の本を取り(これ、先生がまだ学校にいる時だろうし)、バチバチ火花を散らして溶接するのは不可能に近いんじゃないかと。すぐ通報されて御用になりそう。

先生の帰り道にぼかっとやって通り魔の犯行と思わせた方が楽でてっとり早いとか思っちゃう。(良い子も悪い子もマネしないように)

ブロンズ像の本と指の接着面が新しく溶接されていることは、先に鑑識の方が気付きそうだし。

他にも、風間公親(木村拓哉さん)は事件の真相を先にわかっているのに、新人刑事に事件の真相を暴かせるために(デッドラインを決めているとはいえ)事件の解決を遅らせるのもどうかな、とか。

細かいことを言いだしたらきりがないですね。授業参観の後、学校に生徒がいる時間に生徒が見守る中での事件解決とか。でも、第1話よりツッコミどころは減ったように思いました。

 

「風間公親ー教場0ー」の自分なりの楽しみ方を見つけた

事件のへんてこさは原作のトリックをなぞっているからみたいなので(ネット調べだけど)、そこはツッコミをして楽しむことにして、他にも自分なりの楽しみ方を見つけてみました。

事件は新人刑事の成長のためにあるものだと割り切る

ドラマで起こる事件は、へんてこだからこそ風間が新人刑事にヒントを出したり考えさせたりしやすいのかなと第1、2話を見て思いました。

また、事件はあくまでも新人刑事を成長させるためにつくられた舞台装置のようなもので。

特に第2話の事件は、瓜原(赤楚衛二さん)が自身の過去を乗り越えるために用意された(ように感じる)不登校絡みの事件でしたし。

事件の捜査を通して瓜原が自身の過去と向き合えたことで、母の言動から犯行の動機「親は子供を守るために人を殺せる」ということやアリバイ工作に気付くことができ、風間の「君のすべてを曝(さら)け出せ」という言葉通りに容疑者に自分のすべてをぶつけて事件を解決に導いていくことができた。そして、刑事としても人としても成長した。

だから、事件が少々へんてこでも「まあいっか」なんなら「もっとこーい!」と今は思っています。

 

新しい倒叙ミステリーの楽しみ方 風間指導官のヒントの出し方や新人刑事の成長に注目

このドラマは犯人が最初からわかっている倒叙ミステリー。

倒叙ミステリーのおもしろさって、倒叙ミステリードラマとして有名な「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」のように、どういう風に犯人を揺さぶり追い込んでいくのかという警察(探偵)役と犯人の心理戦や、どうやって真相に辿り着くのかの工程などを楽しむ感じだと思うんですけど、このドラマは新人刑事が真相を追うので、犯人との心理戦はあまりないんですよね。全くないわけじゃないけど。

なので、新たな倒叙ミステリーの楽しみ方として、風間がどんな風にヒントを出していて、新人刑事がどうやって事件の真相に近づいていくのかを楽しもうと思っています。

 

そう思ってドラマを見ると、風間さん、ヒント出しまくってる。

事件現場とされている場所の足跡の不自然さを気付かせるために瓜原と争ってみたり、ブロンズ像の本を持つ手がちょうど見えるところにしゃがんでアピールしていたり。(これ、わかりにくいよ風間さん!って思った)

佐柄美幸(宮澤エマさん)に話を聞いて帰る間際に「難しいですか?溶接って」と質問だけして答えを聞かずに帰っちゃうところとか。このセリフは犯人への揺さぶりにもなっていたかな。

瓜原が佐柄を白だと言い切った時なんか、「え?ちょ、待てよ!」って感じで瓜原を見た後に「アリバイなどつくろうと思えばつくれる」と言ったり、「他に彼女が白だと思う根拠は?」と質問して瓜原の考えを聞き、犯人の動機について考えさせたり。

厳しくもあるけど、ヒントも盛りだくさん。

そしてそれに必死に食らいついていく新人刑事が、不器用ながら真相に徐々に徐々に近づいていく姿や、最初は新人刑事相手に余裕があった犯人がだんだん追い詰められていく様子も楽しもうと思っています。

 

新人刑事と犯人役の方の魅力のある演技を楽しむ

今回の犯人役の宮澤エマさんも良かった!

すべてを一人で抱えた孤独な佇まいと母としての温かい優しい顔、強い決意(間違った判断ではある)を持って息子を守るために人を殺める冷たい顔、瓜原に見せる嘲笑と不安、授業参観で流した嬉し涙と子供を一人にしてしまうことへの悲しみの涙、などなどなど。すごかった。

宮澤エマさんは見た目の美しさだけじゃなくて知性も感じられてさらに人を惹きつける華のある方。これからもどんどこ活躍してほしい。宮澤エマさんがいろんな役を演じるのを見たい!

コタローきゅん(川原瑛都さん)もかわいかった!被害者役の山田キヌヲさんも憎たらしくてすごかった!(今回は悪いキヌヲさんの方でしたね。良いキヌヲさんの方もステキ)

そして第2話で風間道場を卒業した瓜原を演じた赤楚衛二さん。

風間に掴みかかった時の怒った顔とか、笑顔とか、真っ直ぐな目とか、かわいらしかったです。ワンコのかわいさ。

がむしゃらなところとか、子供にやさしく接するところとか、そして最後に凛とした姿とか本当にステキでした!

 

「教場」の良さ

「教場」の良いところって、様々な問題を抱えた警察官が意味があるのかないのか最初はわからない厳しい風間教官(刑事指導官)の指導によって、自分の力で自分に向き合っていき成長していくところだと思っていまして。

わかりやすい指導方法じゃないけど、必死で食らいついていく人間にはちゃんと響くし伝わる。

瓜原が気付いた刑事として自分に欠けていた「厳しさ」。

でも、瓜原が持つ「優しさ」は、風間が「君の欠点は長所でもある」と言ったように長所でもある。

そして最後の握手。「教場」「教場Ⅱ」の警察学校卒業での握手を思い出しました。(時系列的には先の話だけど)

恐る恐る出した瓜原の手に風間から握手をし、さらにぎゅっと強く握る。

その握手に激励の気持ちが込められているように感じて感動して涙が出ました。

優しさと厳しさを持つ刑事として成長した瓜原は卒業していきました。

 

風間は型にはまった警察官をつくろうとするんじゃなくて、それぞれの個性を大事にした指導方法なんですよね。そこも教場の好きなところだし、良さだと思っています。

厳しくもあるけど、指導する相手の弱さや強さ、様々なことをよく見て知った上での指導なので、最後には愛も温かさも感じる。

今回そういう教場の、風間公親の良さを感じられて嬉しかったです。

 

終わりに

長々と書いてしまいました。まとまりがなくて申し訳ないと思いつつも、書きたいことをある程度書けてスッキリ。

 

第2話で瓜原刑事は風間道場を卒業していきました。

そして次は新垣結衣さん!嬉しい~。瓜原とすれ違う演出も良かった!

新人刑事1人につき2話ずつかな。今回の瓜原は「卒業」という形で風間道場を去りましたが、交番勤務に戻る人も出てくるのか。そこも楽しみです。

 

それでは、フジテレビのYouTube公式チャンネルが配信してくれている「月9ドラマ「風間公親-教場0-」主題歌 Uru「心得」 CASE02:ブロンズの墓穴 ノンクレジットエンディング特別公開【第3話 4月24日月曜よる9時放送!】」でお別れです。

※再生ボタンを押すと動画が見られます。配信が終わっていたらごめんなさい。

youtu.be

それでは、また。

 

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