こんにちは。
2023年5月22日月曜日に放送されたドラマ「風間公親ー教場0ー」第7話の感想です。
あらすじは書いていません。ドラマを見て思ったこと、感じたことなどを書いています。
感想部分にネタバレが含まれますので、まだ視聴されていない方は読む読まないの選択をお願いします。
あらすじをお知りになりたい方は、公式サイトをご確認ください。
第7話は、白石麻衣さん演じる新人刑事・鐘羅路子が登場しました。
以前、「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」や「ミステリと言う勿れ」で白石麻衣さんの演技にずっこけたことがありまして。
そんなわけで、「どんな演技でも最後まで見るぞ!」と凄惨なシーンのあった第6話を見る時と同じくらいの覚悟を持って第7話に挑みました。
気合を入れて視聴し感じたからか、今回の白石麻衣さんの演技はそんなにひどくなかったと感じました。
違和感のある表情などはあったものの、今回はずっこけずに見ることができたし。
第7話の感想は、事件パートのつっこみどころや瀧本美織さん、白石麻衣さんなどについて書いています。
今回もねっちり長々と感想を書いてしまいましたので、目次のところから気になるところだけでも読んでいただけると嬉しいです。
- 第7話事件パート「第四の終章」について
- 瀧本美織さん(筧麻由佳役)
- 白石麻衣さん(鐘羅路子役)
- 渋谷謙人さん(西田徹役)
- 痛みに耐える風間公親(木村拓哉さん)
- 遠野、生きている
- おまけ 金麦とのコラボCM
- 最後に
第7話事件パート「第四の終章」について
今回の自殺と見せかけた他殺の手口は、結構ツッコミどころが満載だったと思います。
まず、目の前で首を吊った人がいたら、通報したり救急車を呼ぶ前にやっぱり助けようとすると思う。その場に二人いるんだし。
隣人の佐久田(大村わたるさん)が筧麻由佳(瀧本美織さん)のファンということで、麻由佳の救急車と警察を呼んでという言葉に思わず従ってしまったとしても、佐久田のスマホの充電がなくて部屋に戻ってくるのに5分くらいかかったっていうのは偶然の出来事で、スマホを持って電話しながら1分もせずに戻ってくる可能性の方が高い。計画性があるんだかないんだかよくわからないずさんなところが引っかかりました。
また、佐久田が確実に5分間戻ってこないとしても、ワイヤーを切り、元木(前原瑞樹さん)の足が床についてしまったから紐を引っ張り殺害(2、3分くらいかかると思うんだけど違うかな)、元木の上着を脱がせてハーネスを取りまた上着を着せ(吊るされているからやりにくそう)、自分の着ているウインドブレーカーを脱いでハーネスを付け、またウインドブレーカーを着るって5分じゃ無理~。
手に麻の繊維が付いていたのが殺人の証拠っていうのも、触っていないと言ったけど触ったかもって言えばいいだけだし。
他にも、「早まらないで、もっち」じゃなくて「早まらないで、てっかん(漢字がわからん、鉄幹かな)先生」って言ったら、佐久間がてっかん先生って誰?となって演技なのがすぐにバレるから、「もっち」と言う方が不自然じゃないと思うし。(佐久間は元木にお金を貸したりしているので、名前は知っていると思う)
他にもいろいろと「ん?」と思うところが多かったです。
と、うだうだと偉そうにつっこみましたが、瀧本美織さんのすごい演技を見ることができたので、おもしろくもありました。
瀧本美織さん(筧麻由佳役)
とにかくすごかった。
元木の死について鐘羅に語る時に急にうっとりとした表情で話し出すところとか、紐に触ったかと麻由佳に聞くようにと風間が鐘羅に言った時に「触っていない」と答えた後、その質問の意図が手についた麻の繊維のことについてだとわかった時の「間」や声の感じだとか、階段で鐘羅に抱きつくところとか、風間に握手を求めたけど拒否された時の表情とか、最後の両手首を合わせて手錠をかけられる時のような仕草をし、笑いながら涙を流すところとか。
狂気をはらんだ表情や声が美しくてすばらしかった。
あと、これは私が勝手に想像して悦に入っているだけなんですけど。
第7話で見た筧麻由佳は、ほとんどが筧麻由佳がそれぞれの役を演じていた姿だったんじゃないか、瀧本美織さんは役を演じる筧麻由佳を演じるという二重の演技をしていたんじゃないかって。
人を欺く女、仲間の死に憔悴した女、悪女、殺人の容疑者、そして舞台女優。
「役者は欲張りなの。今度は悪女を演じてみたいな」「役者は欲張りなの。今度は容疑者を演じてみたい!」という言葉があったけど、もうその時はすでにその役柄を演じていて。
筧麻由佳が様々な役柄を演じているから、セリフの言い回しが妙にこってりとしていたり、オーバーだったんじゃないかなと。
本当の筧麻由佳が現れていたのは、一人で部屋にいる時(ここで舞台女優の役柄に入り込んでいるように感じた)、そして最後の涙。狂気の笑みを浮かべる容疑者の演技をしていながら、本来の麻由佳の感情があふれ出て涙となって出てきたのかなって。
舞台の真ん中でスポットライトを浴びるために次々と手を汚していったけれども、結局主演として舞台に立つことができない哀しみや悔しさ、虚しさ。(罪悪感を感じているようには見えなかったので、本来の麻由佳も恐ろしい人ではある)
全然違うんでしょうけど、そんな風に考えたりしながら、瀧本美織さんの出演シーンを何回も視聴して楽しみました。
瀧本美織さん、一つ一つのセリフの言い方、抑揚、表情など全部がとにかくすごかった。
特に声がステキですね(お顔ももちろんステキ)。ころころと転がるような丸いやわらかいかわいらしい声で、木琴の温かい音のイメージがあります。
瀧本美織さんが出演されているドラマは「妻は、くノ一」「キャリアー掟破りの警察署長」「仮面同窓会」など5作品、あとは単発ドラマやゲストで出演されたドラマ3作品くらいしか見たことがなかったので、これからは瀧本美織さんが出演されるドラマはもっとしっかりチェックしたいと思います。
瀧本美織さんの演技がすごすぎて長々と書いてしまいました…。
白石麻衣さん(鐘羅路子役)
白石麻衣さん、偉そうに書きますけど、前に見た「ミステリと言う勿れ」での演技と比べると上手になったと思います。
ただ、人が死んだ後の聞き取りなのににっこり笑顔だったり、わざとらしい不自然な表情があったりと、違和感のあるところはありました。
でも、「ミステリと言う勿れ」の時は、ドラマ後半の白石麻衣さんの登場シーンではぎゃーっとかぞわーっとなったので(大変失礼なことを書いて申し訳ございません)、その時と比べたら全然良い。上手いとは言えないけれども…。
鐘羅路子のキャラクターも結構好きです。
「なんとなくですけど」の口癖も、風間に対しての物怖じしない態度も結構好き。「指導官って結婚されているんですか?」って質問も良い!もっと聞いてくれ~知りたい~。
「教場」での川口春奈さんが演じた菱沼羽津希の方がもっとぐいぐいといっていましたので、鐘羅の言動はかわいいもんです。菱沼は風間にちゅーしようとしてたし。あれはすごかった。そして、かわいかった~。
「教場」の時のショートヘアの川口春奈さんの凄まじいかわいらしさは置いといて、次回の第8話では鐘羅の進退がどうなるのかも楽しみです。捜査情報を外部(ヒモ男?)に漏らしちゃうっぽいので、警察を去るってことになっちゃうのかな。懲戒処分を受けた後もそのまま残ってほしいけど。
※ちらっと調べてみましたけど、捜査情報を漏洩した警察官は依願退職している人が多かった。
私が住んでいる福岡県警の最近の発表↓
福岡県警 情報漏えいなど警視ら3人を懲戒処分 10数人を処分 内部調査|ヨテミラ!
※終わり
予告にちらっと映っている白石麻衣さんの泣きの演技も楽しみです。
渋谷謙人さん(西田徹役)
鐘羅のヒモ男・西田徹役の渋谷謙人さん。
クズっぷりがすごかった!さすが!
ゲームのデータが消えて発狂しているところとか、ドラマの後半に電話で鐘羅から麻薬に関する捜査の情報を聞き出そうとして断られた時の、ベッドを叩いて八つ当たりするところとか。
西田はあんまり優しい感じはしなかったけど、鐘羅は弱みを握られているのか、傷つくのが好きで西田を囲っているのか。どっちなんだろう。
第8話のあらすじを見てみると、第8話の事件に西田やその友人・実相寺実も関わってくるようなので、渋谷謙人さんの次回の演技も楽しみです。
痛みに耐える風間公親(木村拓哉さん)
普段は感情を表に出さない風間。
第7話では、右の頭部に手を持っていき、痛みに耐えているお姿が。
風間と遠野が襲われた屋上では、金網フェンスをつかみ、痛みのためか遠野が襲われたことへの自責の念からか苦痛に顔を歪めていたり。鎮痛剤を飲んでいるっぽいシーンもありましたね。
苦痛に顔を歪める風間、美しかった…。そんだけです…。
遠野、生きている
第6話で十崎(森山未來さん)から何度も千枚通しで頸部を刺されてましたけど、遠野(北村匠海さん)の容態は安定しているとのこと。
襲撃の翌日の実況見分?には、隼田聖子(新垣結衣さん)の姿も。事件の捜査をしているのかな。第7話では、十崎の捜査が進んでいるのかどうかはあまりわかりませんでした。
第8話の予告には、風間のかつての部下・柳沢(坂口憲二さん)や十崎の姿が映っているので、進展があるのかな。
おまけ 金麦とのコラボCM
第7話では、金麦とのコラボCMが流れましたね。
神奈川県警察学校の教官・服部京子演じる佐藤仁美さんの、食べっぷり飲みっぷりがステキなCM。大きい角煮を一口で食べても、口の中を見せずに「ん~おいひい~」とセリフを言うという、なんともすんごいプロ根性!そしてかわいい~。
第8話では、神奈川県警察学校の教官・須賀太一演じる和田正人さんの金麦コラボCMが流れるとのこと。楽しみ!
最後に
第8話では、柳沢浩二役の坂口憲二さんや十崎役の森山未來さんのシーンは多いのかな。鐘羅の進退も気になるし、次回も楽しみです。
それでは、フジテレビのYouTube公式チャンネルが配信してくださっている、月9ドラマ「風間公親-教場0-」主題歌 Uru「心得」 CASE07:第四の終章 ノンクレジットエンディング特別公開【第8話 5月29日月曜よる9時放送!】でお別れです。
それでは、また。
※第6話の感想