だらけかあさんの楽観日記

だらけた日々にしあわせを

ドラマ「silent」第3話感想 湊斗目線のストーリーに泣く

こんにちは。

2022年10月20日木曜夜10時に放送されたドラマ「silent」第3話の感想です。

www.fujitv.co.jp

あらすじは書いていません。

感想部分にネタバレが含まれますので、まだ視聴されていない方は読む読まないの選択をなさってください

 

第3話は鈴鹿央士さん演じる戸川湊斗の回でしたね。

なので、もしよろしければスピッツの「みなと」を聴きながら読んでもらえたらと思います。スピッツの曲に合う文章は書けていませんが…。


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大好きな曲です。大好きな曲を聴きながら大好きなドラマの感想を書く。楽しい~。

今回も好きだったシーンや気になったところについての感想を書こうと思います。

 

「silent」第3話は湊斗のナレーションで始まりました。

第1話にもあった佐倉想(目黒蓮さん)が作文「言葉」を体育館で読んでいるシーン。第3話では湊斗の視点が描かれていました。

同じシーンで複数の人物の視点が描かれることで、登場人物や物語に厚みが出るように感じます。

「silent」は登場人物ひとりひとりの過去と現在が丁寧に描かれているので、物語に広がりや深みが出て、そこがこのドラマ魅力だと思っています。登場人物全員に個性があって魅力的。

 

第3話も好きなシーンがいっぱいありました。

まず一つ目は、第2話のコンポタや「パンダ スペース 落ちる」の動画の始まりのエピソード、同窓会の後の青羽紬(川口春奈さん)と湊斗のファミレスのシーン。

湊斗の紬へのやさしさや思いがあふれ出ていて、その後に続く二人の繋がりの深さが垣間見えました。

このシーンでも思ったのですが、普通の時間の流れは「過去」→「現在」の順ですけど、このドラマは「現在」を先に見てから「過去」のエピソードが出てくることが多いですよね。そして「あれってこういうことだったのか!」と視聴者に気付きを与えてくれるシーンが多い。

やりすぎるとわざとらしく感じられそうですが、心地良い。

そして、こんだけ現在と過去を行き来するのに、話の流れはわかりやすい。ドラマの流れの組み立てがすごい!

 

好きなシーン二つ目は居酒屋での湊斗と風間俊介さん演じる春尾先生(「風間先生」と書きたくなる)との会話のシーン。

春尾先生「青羽さんの(湊斗、背筋をしゃきっとさせる)、弟さんですか?」

湊斗「弟…」

春尾先生「あ、彼氏。彼氏だ。だとー思いました」

セリフ引用:「silent」第3話

ここ笑っちゃいました。春尾先生が視聴者が思っていることを代弁してくれている…。

そしてこのシーンの風間俊介さんの表情が良い!

紬が手話で話したいと思っている人についてや、紬と湊斗の関係に思いを巡らす表情がおもしろかった。

紬とのやり取りも意味ありげだし、闇が深そうな風間俊介さん良いですね。ドラマの良いアクセント。

今回の湊斗目線のエピソードを楽しみにしていましたが、今後たぶん出てくる春尾先生のエピソードも楽しみ。

 

三つ目は湊斗が指にとまったてんとう虫の写真を撮ろうとすると飛んで行ってしまうシーン。

このシーンはてんとう虫の意味などがTwitterで考察されているのを読みましたが、私はてんとう虫が飛んで行った後の湊斗の表情が印象に残りました。

てんとう虫が飛んで行ってしまい、指にとまっている写真は撮れなかった。でも湊斗は笑顔でてんとう虫を見送るんですよね。

高校生の時に紬と想の関係を「嬉しかった」と言えるほど、紬と想が大好きなやさしい湊斗。

今後、紬が想のところに飛んで行ったとしても、笑顔で送り出しちゃうんじゃないかなと思いました。

 

最後はやっぱり湊斗が想や紬に感情を露わにするシーンと高校生時代の想と湊斗のやり取り。(鈴鹿央士さんの笑顔がかわいすぎる…)

想が病気を打ち明けてくれなかったことへの湊斗の悲しさや苛立ち、紬と想の関係の心配よりも想の病気を受け入れられない苦しみに号泣してしまいました。

そうなんですよね。

湊斗は紬よりも先に想の耳が聴こえなくなっているのを知っていたけれども、全然受け入れられていないんですよね。

紬は想の失聴を受け入れて手話を習ってもう会話ができるまでになっているのに、自分は何も行動していない、まだ受け入れられない。頭ではわかっていても感情がついていかない苦しさ。

そして想が自分を頼ってくれなかったことへの悲しさと怒り。

第2話の最後の方に

佐倉くんは今は何でも打ち明けられる、信頼できる人はいる?

ナレーション引用:「silent」第2話

という紬のナレーションがあるんですけど、紬も湊斗も想に病気を打ち明けてもらえなかった、大好きな人が辛い時に頼ってもらえなかったという気持ち持っているんじゃないかな。

想の自分の病気のせいで大好きな人が悲しむのを見たくない、苦しませたくないっていう気持ちもわかるんだけど、大好きな人に頼ってもらえないってやっぱり悲しい。

第1話で想が紬を手話で拒絶しましたけど、この痛みがあったから紬は想の失聴を受け入れられたんだろうし、第3話で湊斗の感情があふれ出たことは湊斗が先に進むのに必要だったんじゃないかなと思います。

そして高校の時の、後ろから「想!」と声をかける湊斗と想のやり取り。

魔法のコトバ 二人だけにはわかる

歌詞引用:スピッツ「魔法のコトバ」

二人だけにしかわからない言葉やエピソード。夏帆さん演じる奈々のリュックちょい開けもそうなんじゃないかなと思っているんですけど、どうだろう。

 

はい。長々と書いてしまいました。

第4話では、湊斗が紬に「お願いがあって」と言っていますが、何でしょうか。

「一度離れよう」じゃないといいけど。「手話を一緒に習いたい」だといいな。登場人物全員に幸せになってほしい。

第4話も楽しみです。

それでは、また。

 

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