だらけかあさんの楽観日記

だらけた日々にしあわせを

ドラマ「silent」第8話感想 表現が豊かな風間俊介さんと夏帆さんの二人が魅せる春尾と奈々の過去

こんにちは。

2022年12月1日木曜日の放送されたドラマ「silent」の感想です。

www.fujitv.co.jp

あらすじは書いていません。

心に残った、好きなシーンについて書いています。

感想部分にネタバレが含まれますので、まだ視聴されていない方は読む読まないの選択をお願いいたします。

 

 

もしよろしければなのですが、スピッツの「春の歌」を聴きながら読んでいただけると嬉しいです。スピッツの曲に見合う文章はいつも通り書けていませんけども。


www.youtube.com

スピッツ 春の歌 歌詞 - 歌ネット

第8話は春尾先生(風間俊介さん)と桃野奈々(夏帆さん)の過去のエピソードが印象に残った回でした。

大学生の頃のキラキラした奈々をイメージして、感想ブログに載せるスピッツの曲を「フェイクファー」とか「冷たい頬」とか「優しいあの子」とかにしようかとも思ったのですが、春尾先生の「春」から「春の歌」にしました。

また、「春の歌」の歌詞は、奈々と出会って手話を覚え、奈々とケンカ別れした後も手話を仕事にし、奈々との過去と共に人生を歩んできた春尾先生にぴったりだと思います。まあ、この理由は後付けですけどね…。

 

ドラマ「silent」第8話 心に残った、好きなシーン

第8話では、想が声で話さない理由、紬が自分を負担に感じているのではないかという想の不安、紬の実家と母親役の森口瑤子さん、紬の想への思い、そして春尾先生と奈々の過去のエピソードが描かれていました。

「silent」の第2話か第3話の時には春尾先生と奈々は繋がっているんじゃないかなと思い、演技力のある風間俊介さんと夏帆さんのやり取りを見てみたいとずーーーっと思っていたので、第8話は待ちに待った、待ち焦がれていた回でした。

そして二人のやり取りのすごさったら!もう、うっとりです。8話まで待った甲斐がありました。もっともっと二人のやり取りを見たい。二人のスピンオフをおかわり~。

 

想が声を出さない理由

想の言葉ではっきりと声を出さない理由が語られました。

声が出せないわけじゃない

自分に聞こえないから 誰にも届かない感じがする

自分で感じ取れないことが すごく怖い

セリフ引用:「silent」第8話

あと気になったのが想が紬に聞かせたいと言った内容。

ちょっとだけ待ってて

聞かせたいことがあるから

セリフ引用:「silent」第8話

この第8話の感想は第10話まで見てから書いているのですが、まだ想の聞かせたいことって出てきていないですよね?

最終話で語られるのかな。まさか10話の終わりのアレじゃないと思うし。

最終話を楽しみに待ちたいと思います。

 

想は紬が自分と一緒にいると大変なんじゃないかと思う

第7話では、奈々のことや想が声を出さない理由を紬が質問してしまったことで紬と想に溝ができてしまったけれど、7話の終わりには紬の思いが想にちゃんと伝わり、二人の距離は縮まったと思ったのですが。

映画が観たいと言う紬がバリアフリーの映画の中から観たいものを選んでいる姿を見て、自分に合わせさせているのを申し訳なく思ってしまう。

というわけで、映画のバリアフリー字幕&音声ガイドのサイトを見てみました。

www.bfeiga.net

劇場公開日にガイドがついていないものもありますし、公開日にガイドがついているものもあります。余談ですが、目黒蓮さんが出演されている映画「月の満ち欠け」は劇場公開日にガイドも開始されています。

佐藤新さん演じる紬のバイト先の田畑もいや~な空気を出しますし。またまた余談ですが、佐藤新さんは目黒蓮さん主演、2023年3月17日公開予定の映画「わたしの幸せな結婚」にも出演されています。

迷惑をかけている、手話で話すのは疲れるんじゃないか、一緒にいて恥ずかしいんじゃないか、大変なんじゃないか、そんなことばかり考えてしまう想。

紬は否定するけど、気を使われる方も気を使いますもんね。

お互いに思いやりを持って接しているのにうまくいかない。つらい。

 

春尾先生と奈々の過去

まずは学生時代の春尾先生と奈々を見ていただいて。

39歳の風間俊介さんが32歳の春尾先生、31歳の夏帆さんが27歳の奈々を演じている時点で二人とも時空を超えている存在だなと思っていたのですが、さらに超えてきました。

8年くらい前のエピソードなので、39歳の風間俊介さんが24歳くらいの春尾先生、31歳の夏帆さんが19歳(!)くらいの奈々を演じている。でもまったく違和感なし!!!二人ともすんごい。

 

春尾先生のナレーション

ニコッと笑う子だった

彼女が笑うとほんとにニコッと音が出そうだった

ナレーション引用:「silent」第8話

春尾先生、奈々と初めて会った時にもう恋に落ちているように思います。

奈々が授業の終わりにノートに書いた、受け取ってもらえないこともある「ありがとうございました」の言葉に「どういたしまして お疲れさまでした」と返事を書いた春尾先生。

この時に奈々も恋をしたと思う。

 

そして、リュックのチャック。

最初にリュックのチャックを閉めてくれたのは春尾先生だった。

奈々にとってリュックのチャックを好きな人に閉めてもらうという行為は恋の象徴みたいなものだったのかな。

 

春尾先生と奈々のエピソードで一番好きだったのが、春尾先生が「奈々」と声をかけると奈々が振り向くシーン。

ここのシーンの奈々がもんのすごくかわいくて。

「春尾くんの声が聞こえたから振り向いた」と言う奈々の「振り向いた」(「見る」の手話かな)のビシッと決める手話の動きと表情がめっちゃくちゃかわいい。

奈々「かっこ悪い声だったな」

春尾「じゃあそれ 違う人かな」

手話の字幕引用:「silent」第8話

ここの会話もいい。冗談を言い合える仲、ステキだ。お互いが運命の人だと思うんですけども。

 

その後、春尾先生が手話通訳を目指し、手話サークルをつくろうとしたことで二人はすれ違ってしまう。

春尾先生の善意は奈々に偽善と受け取られる。

二人の言い合いの中で春尾先生が湊斗に言った「へらへら生きてる聴者」という言葉が出てきて。

春尾先生はずっと奈々のこの強い言葉が残っていたんですね。私自身もこの言葉について考えながらドラマを見ているし。ぐさっと刺さる言葉ですね。

そして春尾先生は、めんどくさい、耳が聞こえるのに手話で話すのは疲れると言ってしまい、そのまま二人は離れ離れになってしまう。

でもその後、春尾先生は奈々に出会ったことで覚えた手話を仕事にしていて。

紬はタワレコのバイトをしている。

出会ったことでその後の人生を変えるほど影響を受けた好きだった人って、会うことがなくなっても一生忘れないと思います。私もそういう人が一人いますけど、一生忘れないし、その人にはずっと幸せでいてほしいと思っています。(恥ずかしい自分語り…)

 

そして今の春尾先生と奈々の会話。

春尾先生「二人(紬と想) 上手くいくと思う?」

奈々「上手くいくといいなって思ってる 聞こえるとか聞こえないとか 関係ないって思いたいから」

春尾先生「そうだね」

手話の字幕引用:「silent」第8話

春尾先生と奈々も上手くいくといいなって私は思ってる。

 

紬と光の母親役が森口瑤子さん

紬と光(板垣李光人さん)の母・青羽和泉役で出演された森口瑤子さん。

森口瑤子さんは水谷豊さん主演の「地方記者・立花陽介」の頃から好きです。

脚本家の生方美久さんは脚本家の坂元裕二さんを尊敬していると仰っていますが、森口瑤子さんと坂元裕二さんはご夫婦です。

そのことがキャスティングに関係しているかはわかりませんけど、ステキな繋がりだなと思いました。

 

森口瑤子さん演じる和泉は子供のことを心配しつつも子供を信じて見守ってくれるステキな母親。

大人になって家を出た子供が、実家に帰ってきて当たり前のように「ただいま」と「いってきます」が言えるのって良い関係性だと思います。

私もそういう親でありたいけど、心配のあまり余計な口出しをしちゃう。信じて見守るって難しいです。

 

紬の想へ思い

実家から大量の母の手料理(親の真心)を持ち帰った紬は想を家に呼ぶ。

そして自分の思いを想に伝える。

私ね いたくているだけだからね

佐倉くんになんもしてあげられないし

なんかしてあげようと思って一緒にいるんじゃないから

セリフ引用:「silent」第8話

そしてその後の手話での冗談のやり取り。

冗談を言い合える仲ってやっぱりいい。にやにやしながら見ました。

 

 

はい。

「silent」第8話は待ちに待った春尾先生と奈々のエピソードが明かされた回で、表現が豊かな風間俊介さんと夏帆さんお二人の共演を堪能できてとても嬉しかったです。

 

そしてこのブログを公開した本日2022年12月21日19時~20時には、「最終回直前「silent」night ドラマ出演俳優と振り返る TVer スペシャル生配信」があります。

tver.jp

川口春奈さん、鈴鹿央士さん、板垣李光人さんが出演されるそうです。

生配信が見られなくても、配信後に一定期間の追っかけ再生ができるみたいです。絶対に見なくては。

 

あと、本日12月21日はスピッツの草野マサムネさんの誕生日。

55歳おめでとうございます!

 

最後にいろいろと付け加えちゃいました。

それでは、また。

 

 

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