こんにちは。
2023年2月20日月曜日に放送された「罠の戦争」第6話の感想です。
あらすじは書いていません。ドラマを見て思ったこと、感じたことなどを書いています。
感想部分にネタバレが含まれますので、まだ視聴されていない方は読む読まないの選択をお願いします。
あらすじをお知りになりたい方は、公式サイトをご確認ください。
鷲津と鷹野
第5話で鶴巻幹事長(岸部一徳さん)が息子・泰生(白鳥晴都さん)の事件の隠蔽を警察に指示したと知った鷲津亨(草彅剛さん)。
さっそく鷹野聡史(小澤征悦さん)にこのことをしゃべっていました。
鷲津は鷹野を信用している感じですね。視聴者側から見ると、鷹野は味方にも敵にもなりそうな狡さを持っているように感じられて、この二人の関係がどうなるのかひやひやしながら見ているんですけども。
鷹野は軽~いおしゃべりをよくしていますが、今回もおもしろかった。
幹事長の第2、第4月曜日の秘密を「な~おん(女)」絡みじゃないかと楽しそうに言ったり、記者と新人議員との懇談会では「「感動した!」偉大な政治家が仰ってましたね」とあのライオンヘアの元総理のネタをぶっこんできたり。
それでいて今回の選挙後に民政党の副幹事長になったみたいでしたし。すごい出世!
鷹野にはずっと鷲津の味方でいてほしいけれどもどうなるのかな。
忘れ難し犬飼孝介 葬式チャーンス
第3話で犬飼(本田博太郎さん)は失脚しましたが、犬飼の影響はまだ残っていて。
第6話では「葬式チャーンス」なんて不謹慎ながらちょっと笑っちゃうフレーズが飛び出しました。
本田博太郎さんが「葬式チャーンス」とこぶしを握って言っている姿(アタックチャンスの動き)がありありと目に浮かびます…。
鷲津、ついに蛯沢・兄の陳情を担当したのが自分だと知る
蛍原梨恵(小野花梨さん)が蛯沢眞人(杉野遥亮さん)の兄の陳情を担当したのが鷲津だったと鷲津本人についに明かしました。
鷲津は記憶力が良いと第1話で語られていましたが、蛯沢・兄の件は覚えていませんでした。
結局鷲津は蛯沢に本当のことを言えないままで話は進んでいっていますが、このまま隠し通せはしないでしょう。
まっすぐなキラッキラした目で鷲津を信じる蛯沢(杉野遥亮さんの目はいつもキラッキラ)がこのことを知ったらどうなるのか。
蛯沢が鷲津を信じ尊敬していくほど、本当のことを知った時の恨みが深くなると思う。
犬飼に投げるために用意していた生卵2個じゃ済まなくなる…。(関係ないけど、最近の卵の値上がりしんどい)
どうなるのでしょうか。まっすぐな蛯沢がどうなってしまうのか、怖いです。
鷲津vs鶴巻幹事長
第5話で警察署長が鷲津に事件の隠蔽を指示したのは鶴巻幹事長だとあっさりと教えちゃいましたが、これには鶴巻幹事長も呆れていました。おしゃべり署長、この後ひどい目に遭っていないといいけど…。
鷲津と鶴巻幹事長とのバチバチのやり取り、すごかった。
鷲津は鶴巻幹事長の第2、第4月曜日の秘密(秘密のすべてを暴いたわけではない)のことで、鶴巻幹事長は鷲津の選挙違反(鶴巻幹事長の指示)のことでと、お互いに罠を仕掛け合う。
無くすのが怖いのは家族だけ
それ以外には惜しい者なんて私にはないんですよ
鷲津セリフ引用:「罠の戦争」第6話
君には期待してるんだよ
歯向かってくるぐらいの方が私は好きだ
だがもし境界線を越えたら、その時は容赦しない
鶴巻幹事長セリフ引用:「罠の戦争」第6話
気迫のある捨て身の鷲津に対峙しても全く動じない鶴巻幹事長。
良く通る声で声を荒げずとも圧を感じさせる演技。岸部一徳さんの目が恐ろしい~。
とてもじゃないけど勝てる気がしませんでした。鶴巻幹事長手強い。
あと、鶴巻幹事長の友人は虎川医師。「虎」が名前に入っていましたね。
第5話で鷲津に500万円を渡された馬場市議、NPO法人で刃物を出した男性・鵜沼、鷲津に融資先を紹介してもらいに来た「いのはら工務店」の人は猪原と、第6話も生き物が多数登場。(鵜沼と猪原の名前の漢字は「罠の戦争」のWikipediaで知りました)
生き物からどんな人なのかなと考えたりと、いろいろな楽しみ方ができるドラマですね。
竜崎総理の企み
鶴巻幹事長にこてんぱんにされて憤る鷲津にしゃなりしゃなりと忍び寄る竜崎始総理(高橋克典さん)の政務秘書官・猫田さん(飯田基祐さん)。歩き方まで猫みたいだにゃー。
鷲津は竜崎総理の力を借りて防犯カメラをチェック。鶴巻幹事長と事件の日に会っていた人物が鴨井大臣(片平なぎささん)だと知る。
鷲津が防犯カメラをチェックするシーンはドキドキしました。
竜崎総理が鷲津を利用して鶴巻幹事長を失墜させようとしているっぽいですけど、鷲津と竜崎総理との絡みがこれで終わるわけがないと思っているんですけども。
まだ第6話ですので、鷲vs竜(+猫)の闘いが見られるんじゃないかと楽しみにしているんですが、どうかな。
鴨井大臣の強さと弱点
NPO法人に乗り込んできた男性・鵜沼が刃物を出してもびくともしないで冷静に対応した強い鴨井大臣。
鷲津の妻・可南子(井川遥さん)が憧れる鴨井大臣が事件の隠蔽を鶴巻幹事長に頼んでいたとは…。
あなただったんですね。幹事長が庇っていたのは
泰生を突き落としたのは誰ですか。誰なんだよ
鷲津セリフ引用:「罠の戦争」第6話
信じていた人に裏切られていたと知った鷲津のこのシーン。怒りと苦しみが混ざったような表情に胸が苦しくなりました。蛯沢も鷲津に対して同じように思う日がくるのかな。
ドラマの最初の頃から鴨井大臣が怪しいと予想している方がブログやTwitterのドラマ感想(考察)を見ていると結構いらっしゃったんですけど、私は全然わかりませんでした。なのでちょっとショック…。ずっと鷲津夫妻の味方でいてほしかったのに実は敵だったなんて…。
第7話の予告で「7年前も暴力事件を隠蔽した」とか彫刻刀を持って走る人物がちらっと映ったりしていて、この人が犯人で鴨井大臣の関係者なのかな。息子説が有力かな。
強い鴨井大臣にも隠したい弱点があったってことなんでしょう。
第7話でいろいろな謎がわかりそうですね。
さて、鴨井大臣を美しく演じられている片平なぎささんといえば、最近こんなニュースを目にしました。
「罠の戦争」とは関係ないけれども。
「赤い霊柩車シリーズ」はちょこちょこ見たことがあって、半分くらいは見ていると思います。
2023年3月17日金曜日が最後の放送。
30年も婚約者として過ごした明子と晴彦さん(神田正輝さん、3代目晴彦さん)はついに結婚するのでしょうか。こちらも楽しみです。
権力の強さと恐ろしさ
第6話は権力者の強さとその力の恐ろしさを強く感じた回でした。
亨「衆議院議員の名刺ひとつで救われる人もいる
・・・(略)・・・
権力ってやつか」
可南子「私も力が欲しい
・・・(略)・・・
他人を引きずり落とすためじゃなくて誰かを救い上げる力、私も欲しい」
セリフ引用:「罠の戦争」第6話
鶴巻幹事長という偉大な権力に全く歯が立たなかった鷲津だったが、総理の力のおかげで息子の事件の隠蔽を頼んだ人物が鴨井大臣だと知る。
鴨井大臣はNPO法人に乱入した男性を肩書ひとつで追い払い、誰かを守るために力を使う一方、その力で(おそらく)私利私欲のために事件の隠蔽を頼んでいる。
力をどう使うのか。力を持ったことで信念がどんどん歪んでいってしまうのか。
権力とは無縁の私にはさっぱりわかりませんが、これから鷲津がどう動いていくのか、そして権力者たちがどう動くのか、楽しみにしたいと思います。
最後に
はい。
次の第7話ではついに泰生を歩道橋から突き落とした犯人がわかりそうですね。
ただ、まだ7話。8、9、10話くらいまではあると思うので、まだまだ何かがありそうな予感。鷲vs竜が見たい~。(この闘いが見たくてしつこく書いちゃう)
次回も楽しみです。
それでは、また。