こんにちは。
2023年3月6日月曜日に放送された「罠の戦争」第8話の感想です。
あらすじは書いていません。ドラマを見て思ったこと、感じたことなどを書いています。
感想部分にネタバレが含まれますので、まだ視聴されていない方は読む読まないの選択をお願いします。
あらすじをお知りになりたい方は、公式サイトをご確認ください。
- 泰生の意識が戻る
- 鷲津と鷹野
- 鴨井大臣と息子の文哉の選択
- 可南子の温かい強さが鴨井大臣と息子・文哉を動かし、窮地に陥っていた鷲津を救う
- 鷲津と鶴巻幹事長の罠の仕掛け合い
- おまけ 第8話に役柄の苗字に出てきた生き物
- 最後に
泰生の意識が戻る
ついに鷲津亨(草彅剛さん)と可南子(井川遥さん)の息子・泰生(白鳥晴都さん)の意識が戻りました。
喜びを爆発させる鷲津に泰生が言った言葉は「お父さん、うざっ」。「お父さん、うざっ」と言われても泰生の声を聞けて大喜びの鷲津。この時の鷲津の笑顔、かわいかった。
秋ごろに歩道橋から突き落とされて春になる頃に目を覚ましたようなので、約半年くらい眠ったままの状態だったってことでしょうか。(間違ってるかもです)
泰生の目が覚めるのを信じてずっと泰生に話しかけていた鷲津と可南子。
ドラマの中の出来事とはいえ、良かった。
鷲津と鷹野
鶴巻(岸部一徳さん)vs鷲津となったことで鶴巻派の鷹野(小澤征悦さん)がどう動くのかが気になっていましたが、実は「派閥政治をなくしたい」という信条を持っていて、鶴巻幹事長の失墜を目論んでいたことが今回わかりました。鷹野は鷲津の味方だった!わーい!
大きさの違いで呼び名が分けられている同じタカ目タカ科の鷲と鷹。
二人で力を合わせ、猛禽類パワーで鶴巻幹事長を倒してほしい!第8話ではこてんぱんにやっつけられちゃいましたけど…。
ただちょっと気になっているのが、鶴巻幹事長に「これだから苦労知らずのぼんぼんは」と嘲笑された時の鷹野の怒り。
自分のことを「ぼんぼんぼん」なんて言ってましたが、顔を歪めて握った拳を震えさせていたあの怒りは凄まじかった。
この怒りがこれから先どう鷹野を変化させていくのか。気になっています。
鴨井大臣と息子の文哉の選択
おそらく泰生が目覚めたことを知って病室にやってきた鴨井大臣(片平なぎささん)の息子・文哉(味方良介さん)と鴨井大臣。
文哉は事件を起こした理由などを泰生に伝え、謝罪しました。
また、第7話で鷲津に責められた鴨井大臣は息子を切り捨てて初の女性総理の座を選ぶという選択をしていましたが、可南子の計らいで文哉の思いを知り、二人は和解。
この親子の愛には泣きました。
守りたかった、鴨井ゆう子を、母さんを
文哉セリフ引用:「罠の戦争」第8話
息子が自分を憎んでいると思っていた鴨井大臣。本当は息子が誰よりも自分のことを理解し応援してくれていたと知り、涙を流す。
2度も事件を起こして、総理になる夢を持って必死に努力している母親の足を引っ張りまくっておきながら何言ってるんだろうという思いも少しありますけども…。
そして、息子の思いを知った鴨井大臣は大臣を辞任し、衆議院議員も辞職することを記者会見で表明し、文哉は警察に出頭する。
総理になる夢よりも息子の親でいることを選んだ鴨井ゆう子。
第7話で「自分が一番かわいい、傷ひとつ付けたくない」と言った、狂気をはらみ血走った赤い目をした鴨井大臣もぞっとする美しさがありましたが、記者会見で黒いスーツを着て自分の息子が犯した罪や自分の進退について決意を持って話す姿も美しかった。片平なぎささん、本当に美しい。
可南子の温かい強さが鴨井大臣と息子・文哉を動かし、窮地に陥っていた鷲津を救う
可南子は「他人を引きずり落とすためじゃなくて誰かを救い上げる力がほしい」と第6話で鷲津に話していましたが、今回、可南子の温かい強さが鴨井ゆう子と文哉の関係を修復させ、事件と向き合う決意をさせる。
そして鴨井ゆう子の緊急記者会見が、鶴巻幹事長の手により窮地に陥っていた鷲津を救う。
鷲津亨・可南子の夫婦二人で闘っていますよね。
でも少し気になるのが、可南子が否定する「他人を引きずり落とすための力」を鷲津が求めているように感じるところ。
第9話の予告で怖い顔をしている鷲津が映っていましたが、可南子の温かい強さが鷲津の闇落ちを防いでくれるんじゃないかなと思っています。そうであってほしい。
鷲津と鶴巻幹事長の罠の仕掛け合い
第8話の鷲津と鶴巻幹事長の罠の仕掛け合いはすごかった。
鷲津は鷹野からの情報で鶴巻幹事長と繋がりのあるデジタルアンツを調べ、幹事長の息子の会社に多額の金が渡っていたことを裏付ける帳簿を手にする。
でもこれは鶴巻の罠で、鶴巻幹事長の弱みを握るどころか鷹野が鶴巻を裏切っていたことがバレてしまう。
しかし、鷲津は熊谷記者(宮澤エマさん)が撮った鶴巻幹事長がふらついているところを写した写真を見せ、体調不良を理由に幹事長の座を辞するように迫る。(次の党内人事で、かな)
しつこい鷲津に鶴巻幹事長は千葉市議の馬場(諏訪太朗さん)に電話をして、未成年との不倫(パパ活か!?)をネタに脅して選挙違反の件を警察に話すようにと言う。
デジタルアンツの件(鷲津と鷹野の罠)
→デジタルアンツのことは鶴巻幹事長が仕組んだ嘘でしたー(鶴巻幹事長の罠)
→鶴巻幹事長の体調不良をばっちり写した写真(鷲津の罠)
→千葉市議の馬場の弱みを握り選挙違反で鷲津を逮捕させようとする(鶴巻幹事長の罠)
と、畳みかけるような罠の仕掛け合いがあって見応えがありました。
それにしても、鶴巻幹事長のふらつき写真を撮ったのも、鴨井大臣の記者会見で事件の隠蔽の件を質問し、「近しい人に相談した、その人が誰かに頼んだのかもしれない」という鴨井大臣の発言を引き出したのは、熊谷記者。鷲津の復讐に熊谷記者の存在は必要不可欠ですね。
全然関係ないですが、記者会見場でたくさんの記者が並んでいる中、熊谷記者、というか宮澤エマさん、光ってた!見た目の美しさだけじゃなくて華のある方ですね。ステキだ。
おまけ 第8話に役柄の苗字に出てきた生き物
第8話では、いじめにより不登校になった子を持つ親・朱雀(松角洋平さん)、デジタルアンツの蟻田会長(大場泰正さん)、デジタルアンツの経理課長・蜂尾(山本圭祐さん)と、生き物の名前が苗字に入った方が新しく3人出てきました。
さらっと名前を紹介されただけだったり、ちらっと名刺が映るだけなので、見つけるのが難しい~。「罠の戦争」のWikipediaもチェックして生き物の名前が入った役名を探すようになってしまいました。Wikipediaを編集している有志の方々、すんごい。今回は自力では蟻と蜂しか見つけられなかった。
最後に
第8話ではついに鴨井大臣が議員を辞職、犯人の文哉は警察に出頭して、鷲津の復讐する相手は事件の隠蔽を指示した鶴巻幹事長だけとなりました。
竜崎始総理(高橋克典さん)と鷲津の竜vs鷲はあるのか、引っ張りに引っ張りまくっている可南子の過去がいつ語られるのか、蛯沢(杉野遥亮さん)の兄の件はどう決着をつけるのか。
第9話には懐かしの虻川さん(田口浩正さん)も登場するみたいですね。
残りあと3話。
ワナワナしまくろうと思います。
それでは、また。