こちらは、先日書いた記事小学生の時に見た、死ぬ間際に見るという走馬灯の話 - だらけかあさんの楽観日記で「書くよ」と無駄に宣言していたお話です。
文章が下手くそなので、わかりにくかったり何が書いてあるか全くわからなかったらすみません。伝われ〜。
前置きはこのくらいにして、本題です!
有料道路◯◯事件
私は大学でギターのサークルに入っていました。
サークルというとチャラッチャラ〜としたイメージがありますが、ギターの種類はクラシック・ギター(ガット・ギターとも言う)、クラシック・ギターの練習を週3回、演奏会を年に数回するような(演奏会前の練習は週5!バイトの日は休んでもいいけどね)、まじめーなサークルでした。
大学4年生になったらサークルの活動は引退になるのですけど、後輩たちの夏合宿(夏休みに近場に3泊〜4泊して合宿先にこもってずっと練習)に4年生が差し入れに行くのが恒例となっておりました。
で、私たちの代は親の車を借りて運転をできる人が交代で運転していくことになったのです。
その時集まったのは、8人。
車は2台借りられて、車の運転ができる人が4人。
という訳で、車の運転ができる人2人、運転ができない人2人の4人チームを2つつくって(なぜかくじ引き)、合宿先に行くことになりました。
私が入ったチームは、お父さんみたいな雰囲気を20代前半ですでに醸し出していた「スネヤン」、女子の髪の毛の匂いをこっそりと嗅ぐのが好きな、ちょっと行動がやばい「かちゃ彦」、もんのすごいかわいくて彼氏が途切れたことがないのに、なぜか処◯アピールをするみやちゃん、そして私の4人でした。
※全員当時のあだ名からちょいっと変えた仮名です。
当時後輩たちがどこに合宿していたか、全く覚えていないのですが(あっほーなのです)、高速道路と有料道路を使ったのは覚えています。2時間かからないくらいで合宿先に着いたんじゃなかったかなー。
私のいたチームはスネヤンとかちゃ彦が免許を持っていました。(車はかちゃ彦のお母さんの車を借りた)
はじめはスネヤンの運転。
スネヤンはお父さんみたいな雰囲気通り、安心して乗れる安全運転。
で、半分くらい行ったところで高速道路を降り、どっかに立ち寄って(覚えとらん!)かちゃ彦に交代。
そっからはひやひやしっぱなしでした…。
ブレーキのタイミングは急だし、アクセルもブオーンて加速するしで酔う感じ。
信号も無視しそうになるし、有料道路の入り口もスネヤンが指示を前もって出しているのにも関わらずギリッギリに有料道路に向かう車線に入るし…。
有料道路は片側1車線の狭い道路。
かちゃ彦もそれまでの失敗でなんだか落ち着かないので、スネヤンとみやちゃんと私の3人はかちゃ彦を落ち着かせようと、かちゃ彦に有料道路は信号もないし大丈夫だよー、なんて言いながら有料道路を進んで行きました。
そして、車はトンネルの中へ。
トンネルの出口付近は緩やかなカーブ。
トンネルの出口に差し掛かった時、急に車が右へきゅいっと行きました。
え?なんで?
とトンネルを抜けて明るい視界となった前を見ると、前を走っていた車が左側の車線に。
あれ?
と思って後ろを見ると後ろを走っていた車も左側の車線に。
えっと、、、片側1車線だったよね?
ってことは、、、、
逆走しとるやないかーーーい!
かちゃ彦はトンネルの出口付近でなぜか自分の走っている車線を見失い(意味不明)、対向車線の方にくいっと入っちゃったのです!!
スネヤンもみやちゃんも、さすがにかちゃ彦もすぐに逆走に気づいたのですが、車線の中央にポールが立ってて元の車線に戻れない!
しかも右側は山の壁で逃げ場がない。
前を見ると距離はあるけど対向車が近づいてきている、、、、
あ、死ぬかも、と思った瞬間、私の頭の中に新聞の片隅に書かれた小さな記事が浮かびました。
記事のタイトルは
『夏休みに浮かれた迷惑大学生、逆走して全員死亡』
どんどん近づく対向車。
もうやばい、と思ったその時、やっと車線の間にあったポールが途切れ、ぐいっと左側の車線に戻れて、事故に遭わずにすみました。
あと数十メートルポールが立っていたら正面衝突をしていたと思います。
※かちゃ彦も対向車もスピードを落としている感じはなかったです。頭の中がパニック状態だったので、勘違いをしているのかもしれません。
逆走した時間は1分もなかったと思いますが、その間誰だったか(自分だったかも)が「逆走してる」と言った以外は誰も言葉を発していなかったと思います。
もうびっくりし過ぎて声が出ない。
対向車の方もびっくりしたと思います。申し訳なく思います。
逆走後は全身汗びっしょり。
そして、生きているのは夢なんじゃないかな、事故に遭っているのが現実なんじゃないかな、なんて思いました。
ほんと、逆走後はしばらく生きた心地がしなかった。
無事元の車線に戻れた後、「有料道路を出たらすぐに運転をスネヤンに変わろうね」、と言った後はまたそれまで通りの和やかな雰囲気。
みんなこれ以上かちゃ彦をパニックにさせたくなかったのか、みんな放心状態だったのか。
無事に有料道路を降り、出口付近のコンビニに着いたら、そっからは安心して、みんなでかちゃ彦に文句を言ってやりましたよ!
日頃穏やかなスネヤンもさすがに怒ってた。
「ごめん、ごめん〜」なんて言いながら、なぜかかちゃ彦は嬉しそう…。てめええーー。
まあ、ほんとーーに事故にならずにすんでよかったです。
対向車がしばらくいなかったからよかったものの、トンネルを出てすぐに対向車が来ていたら100%正面衝突していましたから…。私たちだけじゃなく、たくさんの方を巻き込んでいたでしょう。今思い出しても手汗が出るよ…。
その後はスネヤンの運転で無事後輩たちのいる合宿先に到着。
帰りもスネヤンがずっと運転してくれました。スネヤン感謝。
そういえば、かちゃ彦は大学の単位の足し算を間違って、単位が足りずに(2単位くらい足りなかった)4年では大学を卒業できなかったなあ。
かちゃ彦、演奏会の前にみんなで円陣を組んだ時に肩が外れちゃったなあ。たまたま隣にいたヒガシ(仮名)くんがかちゃ彦の外れた肩を慣れた手つきで入れたのもわけわかめ。おかげで無事に演奏会ができたけど。
個性の強い人が多いサークルだったなあ。
おしまい