だらけかあさんの楽観日記

だらけた日々にしあわせを

福岡県能古島で雨に困っていたらおじいさんの軽トラに夫婦で乗せてもらった話

軽トラ

先日書いた記事がスマートニュースに載り、ほんのりバズっております。

www.darakekaasan.com

記事のタイトルに使った「おじいさん」という表現。

若かろうが歳を重ねていようが、ステキな人はステキだし、しょーもない人はしょーもない。

年齢は関係ないわけです。

なんだか自分が不必要に「おじいさん」という表現で年齢を重ねた男性を悪者にしたのじゃないかと。

考えすぎかもしれませんが、自分を「おじいさん」だと認識している方が見たら、自分のことを書いているわけではないとわかっていても、心が少しチクっとするのじゃないかと。

ならば、同じ「おじいさん」でも、親切なステキなおじいさんの話をしようというわけです。

40年以上生きていますので、親切な「おじいさん」にもお世話になっております。

それでは、親切なステキなおじいさんのお話、はじまりはじまり。

 

 

それはまだ、長女が産まれる前のお話です。ギリギリ20代だったかな。

夫と二人で福岡県福岡市西区の能古島(のこのしま)に遊びに行きました。

その時、能古島へは夫婦で2度目の上陸です。(子供が産まれてからも何度か訪れています)

 

能古島は姪浜渡船場からフェリーで10分、博多湾の中にある島です。

能古島には、のこのしまアイランドパークという花がきれいなところがあります。

のこのしまアイランドパーク |

能古島渡船場から福岡県民の足である西鉄バス「アイランドパーク行き」(約13分乗車)が出ています。

能古島渡船場からのこのしまアイランドパークまでは坂道を登ったり降りたりと、道がちっと険しいので、車かバスで行くのをおすすめします。

 

で、能古島に行ったらのこのしまアイランドパークに行くくらいしか観光がありません。

海に入るなら、「能古島キャンプ村海水浴場」がありますが、私と夫が2度目に能古島に訪れたのは5月。

ていうか、2人とも泳げない、夫は水に顔をつけるのも怖い人なので、能古島=のこのしまアイランドパークです。

 

そして、まだ若かった私たち夫婦は、のこのしまアイランドパークまで、行きはバス、帰りはバスが通る道ではなく、能古島渡船場まで能古島を回れる道を歩いて帰って、能古島の景色を楽しんでいました。

下は私が適当に書いた能古島の地図です。

能古島の手書き地図

※字が汚いですし、適当過ぎる地図ですみません。決してゾウリムシではありません。

 

この時の、のこのしまアイランドパークの帰りは、上の地図の「2回目の訪問で帰った道」を歩いていました。

そしたら、急に雨がザーザー降ってきちゃってね。ポツポツではなく、ザーザーです。

傘も持ってないし、雨宿りをする場所もない。

渡船場まではまだ距離があるしで、急ぎ足で歩いていたわけです。

すると、後ろから軽トラがたまたまやってきて、プップッとやさしいクラクションを鳴らすのです。

そして、軽トラに乗ったおじいさんが、

「雨が結構降っているから、大変でしょう。狭いけど運転席にぎゅーと詰めたら3人乗れるから乗ってってー」というのです。

※これ、法律的にオッケーだろうか。ブログに書いて大丈夫だろうか。もう15年近く前のことだから時効かな。(汗) 良い子はマネをしないように!(と書けば大丈夫だろうか)

 

おじいさんとは、軽トラの中でたくさんお話をしました。

ご夫婦と息子さんで甘夏みかんなどをつくっていること、能古島は人口が少なくなってきているから観光客が来てくれると嬉しいこと、今日は用事があって渡船場の方に行くから私たちを軽トラに乗せれてちょうど良かったこと。

そして、おじいさんの言葉で1番心に残っている一言。

 

「せっかく能古島に来てくれたんだから、嫌な思い出を少しでも残してほしくないんだよ」

 

能古島を愛していらっしゃること、愛する能古島の良さを知ってもらいたいこと。

そんなおじいさんのあったかい気持ちが伝わってくる言葉でした。

おじいさーん!その節は本当にありがとうございます!

 

こんなステキな出会いがあり、私たち夫婦は能古島が大好きです。

 

 

ああ、なんだか取ってつけたように、「おじいさん」から親切を受けた時の思い出話を書いてしまったように思います。

先日の記事のブコメに「老害」という言葉を書かれた方がいます。

私は、年齢や性別で人を差別するべきではないと考えています。

そして、「老害」という言葉は嫌いです。

私はその人の魅力は、年齢や性別は関係ないと伝えたいのです。もちろん、悪いところも。

若さからの判断の甘さ、歳を重ねたための判断の遅さなどもあるとは思いますが。

言葉足らずで申し訳ありません。うまく説明ができず、もどかしいです。

自分の語彙力の無さに悲しくなります。

こんな拙い文章でも、読んでくださった方に伝わりますように。