こんにちは。
2023年4月10日月曜夜9時から放送されたドラマ「風間公親ー教場0ー」第1話の感想です。
あらすじは書いていません。ドラマを見て思ったこと、感じたことなどを書いています。※「教場」「教場Ⅱ」どちらも視聴済
感想部分にネタバレが含まれますので、まだ視聴されていない方は読む読まないの選択をお願いします。
あらすじをお知りになりたい方は公式サイトをご確認ください。
ツッコミどころ
計画性があるのかないのかがわからない
日中弓(内田理央さん)がホストクラブのオーナー・芦沢(久保田悠来さん)を殺害しましたけど、防犯カメラがないタクシーを選ぶという計画的な犯行かと思ったら、猫が飛び出してきて引いちゃったかもと運転手が外に出るという偶然できたタイミングでの殺害。
計画的なのどっちなの?と一貫性が無いことが気になりました。
猫ふんじゃったじゃねえよ
芦沢のセリフ。笑え…ない…。
芦沢が殺害されるかもと思っていたとは思えないくらい無防備
殺人事件が起こるドラマあるある。
ドラマの中で人を脅すと結構な確率で殺されますけど、簡単に背中を見せたり油断しまくって殺すタイミングをつくってくれる。そうじゃないとドラマが始まらないからしょうがないけど。
あと相手が暴れずに静かに死んだこと。プロの殺し屋並みに心臓一突きした感じじゃなかったと思うんだけども。
「日中弓」という一筆書きのダイイングメッセージ
これは「ふあ?」と声が出ちゃいました。めちゃくちゃまわりくどいことするじゃん!と。
あと、「日中弓」って一筆書きができますかね?10分くらいチャレンジしてみましたけど、できなかったです。
でも、これってダイイングメッセージだということ以外は原作通りのようなので(Twitterでなんか見た)、しょうがないのかな。
そして日中弓、一筆書きで自供しちゃう
「がんばってね。仮免刑事さん」なんて言って瓜原(赤楚衛二さん)をあんなに煽っていたのにあっさり自供。一筆書きのダイイングメッセージは意味不明で衝撃的ではあったけど。
風間公親が占いと言われてどぅん!
風間(木村拓哉さん)は瓜原の刑事指導官として、瓜原が真実に辿り着くようにとヒントを出していて。
「日中弓」の一筆書きに気付かせるために、瓜原の前で500円玉硬貨を使って地図上にタクシーの運行ルートをなぞるけど、「占いかなんかですか?」と聞かれて回っていた500円玉をどぅん!と止めるシーン。
これ、風間の心情をついつい考えてしまって。
瓜原に気付かせるために何度も何度も地図上に「日中弓」と書いて、大きいから目立って瓜原も気付くだろうと思って500円玉を選んでなぞっているのかなとか、瓜原が全然気付かないから500円玉をくるくる回して注意を引こうとしているのに、「占いかなんかですか?」って言われたらなんだか恥ずかしいやらイラッとするやらでどぅん!ともしたくなるよな、とか。(変な妄想してごめんなさい…)
ここは風間に「何をされてるんですか?」と聞いて「自分で考えろ」「うーん、、、あ!タクシーの運行ルートだ!そしてこの形は、、、日中弓だ!日中弓と一筆書きしたんだ!」となったら正解だったのかな。それはそれで笑っちゃいそう。
市原隼人さん(益野)の体力
これは調べたらドラマを見たほとんどみーんなが感じたことだったみたいですね。
市原隼人が体力がなくて警察学校を去ったって「うそでしょ?」とドラマを見てて思わず言っちゃいましたもん。
益野の娘・麗華ちゃんの能力
麗華ちゃん(山田詩子さん)は父親が復讐のためにひき逃げ犯を殺したのかもと気付いていたとしても、絵に描いていたように銃で殺したことをどうやって知ったんだろう。風間公親を上回る観察眼の持ち主なのか。謎。
アレルギー症状は結構しんどいよ
益野が工場で銃や銃弾をつくったことが、麗華ちゃんのアレルギー反応が出たことで証明された、みたいな感じでしたけど、これって証拠になるのかな。
それに、風間も言ってたけど、子供を実験台にして苦しめるのはやり方として良くないと思う。アレルギー症状って、命に係わることもあるし、喘息みたいな症状もつらそうだし。
物的証拠が無さすぎる
どちらの事件も物的証拠は乏しくほぼ自供のみの事件解決。(たぶん)
最近「ケイジとケンジ~所轄と地検の24時~」をTVerで視聴したばかりなので、東出さん(真島検事役)の「物証を探してください」という声が何度も頭の中で聞こえました…。
良かった点 俳優陣の方々の魅力ある演技
堀田真由さんが演じる捜査一課の事務員・伊上幸葉のシーンはちょっと瓜原に意地悪なことをしていたけど、ほっと一息つけるシーンでした。堀田真由さん本当にかわいい。
でも、新垣結衣さん(隼田聖子役)にも瓜原に接するような感じの態度を取ったらイラッとしちゃうかもしれない…(個人の好みです)。相手によってころころ態度を変えすぎるのも変だけど。
捜査一課の刑事・谷本(濱田崇裕さん)尾山(結木滉星さん)ペアも若干浮いている感じはありましたけど、かわいらしかった。
犯人役の内田理央さんと市原隼人さん。お二人ともステキだった。
日中弓が連行されているニュース映像の内田理央さんの退廃的な美しさときたら。
妻を失ったために過度に娘を心配している(娘のアレルギー反応には気付いていなかった点がアンバランスさを感じてさらにつらい)益野の不安定さが、市原隼人さんの手の動きや視線に感じて苦しくなりました。
ツッコミどころの多い設定でも楽しく最後まで見られたのは、お二人の表現とご本人の持つ魅力のおかげだと思う。
益野の娘・麗華役の山田詩子さんもすごかった。
母親の事件以降声が出なくなっている、という設定からの「パパ、待ってるね」と言った後の涙や表情がすごくて。パパは娘のためにも復讐を選んだらいけなかったのに。つらい。
そしてなんといっても赤楚衛二さん。
風間に必死に食らいついていこうとする瓜原のひたむきさや初々しさ、子供に接する時の温かさを魅力的に演じていらっしゃいました。ステキだった!
これからの放送でどう明かされていくのか気になっている点
1点目は、瓜原が書類や封筒を整える几帳面さを表すシーンの意味。
こんだけ見せるということは何か意味があるんだと思うんですけど、第2話でわかるのかな。
2点目は、風間に指摘されていた瓜原の欠けているものは何かという点。
リベンジポルノの卑劣さについて、
わかります
あなたの気持ちが
自分のことのように
瓜原セリフ引用:「風間公親ー教場ー0」第1話
と被疑者の日中弓に言っていましたが、これ、ものすごくグロテスクに聞こえてしまって。
わかるわけがないんですよね。他人の苦しみや憎しみなんてわかるわけがない。その人のつらさを想像してただ寄り添うことしかできない。だからこの言葉の後に日中弓は豹変したんだと思うし。
でも、瓜原はいじめを受けて不登校になったことで、人の痛みに寄り添うこともできる人物。
そんな瓜原に刑事として欠けているところは何なのか。
3点目は、タクシーの事件の捜査中に風間が誰かとしゃべっていたけど、あれは誰だったのか、という点。背が高そうに見えたけど。
この3点が気になっています。
終わりに
ちょっとふざけて書き過ぎていたらすみません。ドラマの世界観とは合っていない感想だと思います…。偉そうにつっこんでしましました。
風間公親の魅力は、毎回風間が育てた人間が卒業する時にじわーーっとぐわーーんと感じるものですし、風間が義眼となった事件の真相も知りたいので、ドラマは最後まで見るつもりです。
ドラマの中で5人の新人刑事が出てきますが、1人2話の配分かな。
第2話の感想はドラマを見て書きたいと思ったら書きます。
それでは、フジテレビのYouTube公式チャンネルが配信してくれている「月9ドラマ「風間公親-教場0-」主題歌 Uru「心得」 CASE01:硝薬の裁き ノンクレジットエンディング特別公開【第2話 4月17日月曜よる9時放送!】」でお別れです。
※再生ボタンを押すと動画を見ることができます。配信が終了していたらごめんなさい。
それでは、また。