こんにちは。
10月26日水曜に放送された「相棒 season21」第3話の感想です。
あらすじは書いていません。
感想部分にネタバレが含まれますので、まだ視聴されていない方は読む読まないの選択をなさってください。
「相棒 season21」の第3話は、杉下右京(水谷豊さん)の5代目相棒・亀山薫(寺脇康文さん)の復帰1作目でしたね。
復帰作のタイトルが「逃亡者 亀山薫」で、殺人事件の容疑者になっちゃうのが薫ちゃんらしい。
ただ、第3話の中でも出てきましたが、薫ちゃんは運転免許試験場に行ったりと特命係を離れたことは何度かありますね。忘れていました。
※詳しくは相棒 Wikiでご確認ください。
「相棒 season21」第3話は薫ちゃんの復帰作としてすばらしいストーリーだったし、寺脇康文さんのアクションシーンもかっこよかった!!!
亀山薫の走りや泥臭いアクションシーン(泥水でのアクションシーンだったし)、ひたむきなところやがむしゃらなところが薫ちゃんらしくて。
スマートな杉下右京とがむしゃらな亀山薫。
タイプの違う二人だからこその「相棒」の良さを楽しむことができました。
逃亡中の薫ちゃんが右京さんへの電話で言ったセリフ。
右京さん、後はよろしくお願いします。
セリフ引用:「相棒 seaon21」第3話
「後はよろしくお願いします」で伝わる二人の信頼関係。
救いのないストーリーでしたが、心に残る回となりました。
運転免許試験場でお世話になった塩見(長谷川公彦さん)の死の真相を薫ちゃんが探るうちに、事件に巻き込まれる。
意外な犯人と救いのない真相。
自分のために父も母も犯罪者になってしまったと知った息子はこれからどうなるのかな。警察官になるために勉強していたのに。つらい。
羽柴役の波岡一喜さんもすごかった。いかつい顔をした羽柴の涙。泣く…。
自分の息子を救えなかった羽柴が塩見さんを止められなかったのもわかる気がする。
でも、罪って結局たくさんの人を不幸にしてしまうんじゃないかな。
塩見さんの妻もその後恐喝されて殺人を犯してしまうし、塩見さんの葬儀で「塩見さんは殺されたんじゃないか」と言った女性警察官もその後退職しているし。
その時にごまかせても、さらなる悲劇を生みながら真実はいつか追い付いてくるものなんだと思います。(ミステリ作品ではよくある)
とてもつらい話でべしょべしょに泣いてどんよりしているところに「こてまり」でのシーン。
鈴木砂羽さん演じる美和子さんのおかげで最後は笑顔で見終わることができました。やっぱり鈴木砂羽さん、いい!!!
「こてまり」の女将・小出茉梨役の森口瑤子さんも好きです。
火曜サスペンス劇場の「地方記者 立花陽介」シリーズの水谷豊さんと森口瑤子さん夫婦はすごく好きでした。
森口瑤子さんの小出茉梨の演技は立花久美役の時と全然違っていて、最初は水谷豊さんとのやり取りに戸惑っちゃいましたけど。
声の出し方から表情までこんなにがらっと雰囲気を変えられるってすごいですね。森口瑤子さんをさらに好きになりました。
「こてまり」でも4人の最後のやり取りがこれからも楽しみです。
それでは、また。