だらけかあさんの楽観日記

だらけた日々にしあわせを

罠の戦争 第9話感想 孤立していく強者となった鷲津

こんにちは。

2023年3月13日月曜日に放送された「罠の戦争」第9話の感想です。

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あらすじは書いていません。ドラマを見て思ったこと、感じたことなどを書いています。

感想部分にネタバレが含まれますので、まだ視聴されていない方は読む読まないの選択をお願いします。

あらすじをお知りになりたい方は、公式サイトをご確認ください。

ストーリー | 罠の戦争 | 関西テレビ放送 カンテレ

 

 

鶴巻幹事長、倒れる

罠を仕掛けるもなかなか倒せない鶴巻幹事長(岸部一徳さん)。

鷲津(草彅剛さん)は竜崎総理(高橋克典さん)と鶴巻幹事長との話し合いの後、鶴巻幹事長を記者から守るような言い方をして地下駐車場に行かせ、その後記者に総理と幹事長との話し合いの内容、そして幹事長の居場所をしゃべり、記者たちを幹事長の元へ行かせる。

記者たちに詰め寄られた幹事長は「うるさい!」と言った後に倒れてしまいました。このシーン、思わず「官房長!」と心の中で叫んだ人も多いんじゃないかな。(相棒ネタ)

鶴巻幹事長が倒れるところまで鷲津が計算していたかはわかりませんが、幹事長が倒れている映像が流れるニュースを見て恐ろしい笑みを浮かべていたので、結果に満足しているってことでしょう。

犬飼(本田博太郎さん)が倒れた時は本当に心配していた鷲津が、代議士となって力を得ていく中で変わってしまったことがはっきりとわかるシーンだったと思います。草彅さんの演技、怖すぎた。

 

強者となった鷲津が弱い者を踏みつける側になっていく

鶴巻が幹事長を辞した後、内閣総理大臣補佐官となった鷲津。

「弱者のため」と言いながら権力者として、強者として弱い者を踏みつける力の使い方をしていく。

復讐していくうちに主人公も復讐の相手と同じような人間になっていくのは戦争シリーズならではですし、そこもこのシリーズのおもしろい点だと思います。(「銭の戦争」も「嘘の戦争」もハッピーエンドとは言えない終わり方)

今回は可南子(井川遥さん)と泰生(白鳥晴都さん)という家族がいるので、なんとか元に戻ってくれると思うんですが、どうだろう。

蛯沢

議員会館の事務員・小鹿(空気階段・水川かたまりさん)が鷲津の引き出しを開けた時、蛯沢(杉野遥亮さん)は鷲津のサインが書かれた自分の兄の陳情書をおそらく見たはず。

それでも鷲津に「これからどうするのか」と質問し、「弱い側の立場で議員の力を使いたい」と言った鷲津を信じ、秘書として鷲津のために働くことを決意したんだと思います。

でも鷲津は議員の力を自分のために使い始めた。

蛯沢はどう動いていくのかな。

犬飼に生卵を投げつけようとした攻撃的な面や、鴨井元大臣(片平なぎささん)の息子・文哉(味方良介さん)のことを知るためにアパートの敷地内に無断で入るという無鉄砲なところがある蛯沢。どう動くのかが予想できないし、ちょっと怖いです。

熊谷記者

娘がいじめ被害に遭った朱雀(松角洋平さん)のパワハラ記事を鷲津が編集長に頼んで握り潰していました。

熊谷記者(宮澤エマさん)は鶴巻元幹事長に過去に同じように記事を潰された時のことを相当恨んでいて、鷲津の復讐を手助けしたのも自分の恨みを晴らすためだったと思うんですけど、そんなおっそろしい熊谷記者を敵に回すなんて…。しかも鶴巻元幹事長と同じやり方で。

熊谷記者、絶対にやり返してくる。怖い。

鷹野

熊谷記者に「あの人(鷲津)、必要に迫られたら鷹野先生も裏切るんじゃない?」と言われると「でしょうね」と答えていた鷹野(小澤征悦さん)。

「そうなったらなったでそれなりの対応はしますよ」と続けていました。

「それなりの対応」ってなんだろう。鷲津の態度次第で自分を守るための鷲津を追い詰められるだけのネタを持っているってことかな。

後日、鷲津の事務所の政治資金規正法違反がマスコミに取り上げられていることを教えに来た鷹野。

そのすぐ後に貝沼さん(坂口涼太郎さん)が鷲津に呼ばれたのを見て、何か考えているようでした。鶴巻元幹事長がすべてを秘書の責任にするだろうと予測していた鷹野が考えることは…。

鷲と鷹はずっと仲良くしててほしいのに~。これ、毎回書いている気がする。

貝沼さん

政治資金パーティで30万円の記念品代を90万円と不正に水増し計上した問題。

鷲津は、貝沼さんに記載ミスとして申告してそれでもダメな場合は「秘書の一存」としてそのすべての責任を貝沼さんが取るようにと指示したようでした。

もうこれ、鶴巻元幹事長がやったことと同じ。自分も秘書時代に犬飼にやられそうになって憤っていたのに、同じことを自分の秘書にやるなんて。

いつも笑顔でがんばっていた貝沼さんの笑顔が少しの時間消えてしまいました。

そしてこのネタ、虻川さん(田口浩正さん)が鶴巻元官房長の手土産に持ってきたネタ。虻川派だった貝沼さんが虻川のネタをなすりつけられるかもしれないとは。二重に苦しい。

 

怪文書は誰が仕組んだのか

そうしてばらまかれた怪文書。

「必ず、鷲津亨を破滅させる」なんて物騒な文言が並んでいました。

誰の仕業でしょうか。

ドラマの序盤は事件の隠蔽を指示したのは誰かをずっと考えていましたけど、ドラマ終盤に今度は鷲津に復讐しようとしている人物を考えることになってしまいました。

じわじわと味方を増やして力を得てきた鷲津が一気に自分の味方を敵に回してしまうなんて。

もうみんな怪しい!怪しすぎる!そしてみんな怖い!

どの人物が鷲津を恨んでいてもおかしくない状況。

ここはズバッと怪文書をばらまいた犯人を当てたいところですが、全然わかりませんべい。

それでも無理矢理予想してみました。

第9話の最後に怪文書をたくさんの人が見ていましたが、熊谷記者が見ているシーンがなかったので熊谷記者が犯人だ!当てずっぽうです!

どう?恨まれる側になった気分は、

狙われる側に回った気分は

鶴巻元幹事長セリフ引用:「罠の戦争」第9話

犯人は誰か。ワナワナします!!

 

泰生が提示した鷲津家のハッピーエンド

鷲津の息子・泰生が考えたハッピーエンドは、泰生が退院して約束していたキャンプに行くこと。

もう泰生は退院したのであとはキャンプ。でも、忙しい鷲津は家族のことを考える余裕はない様子。

力を得たことで闇落ちしてしまった鷲津。

最後はみんなでキャンプに行くというハッピーエンドになってほしい。

 

おまけ

おまけ① 羊山と蛭谷

第9話で登場した生き物の名前が入った役柄は、東都警察署の新しい署長・山(永倉大輔さん)と新しい幹事長・谷(小野了さん)でした。二人とも鶴巻元幹事長の息がかかっている人物。

蛭谷役の小野了さん!

長年の癖で鶴巻元幹事長を「幹事長!」と呼んでいましたが、長年の癖ならそこは「小野田官房長」でしょ、中園参事官。と思った人も多いはず。(相棒ネタ2個目)

それにしても小野了さんが蛭って。じわじわくる。

 

おまけ② 虻の一刺し

虻川さん再登場!

虻川さん、にやにやしててなんだか楽しそうでした。

蜂の一刺しならぬ、虻の一刺し。ものすごく痛いし、腫れて治るのに時間がかかりそう。

最後のシーン、鶴、虻、蛭の3人のおじさんに囲まれて追い詰められつつある鷲。

味方も敵に回してしまって、鷲はどう闘っていくのでしょうか。

 

おまけ③ 鶴巻幹事長の秘書・石亀役の村本明久さん

鶴巻幹事長の秘書・石亀を演じられた村本明久さん。(亀って亀山さんを思い出す…相棒ネタ3個目)

公式Twitterでお二人の写真がツイートされていました。

 

そして、村本明久さんは2023年冬ドラマ、1月期すべてのキー局のドラマに出演されたとのこと。

すごい!

 

最後に

いよいよ残りあと2話。

権力の闇に取りつかれた鷲津はさらに上を目指すようです。

鷲津がどうなっていくのか。可南子と泰生の声が届いて元の鷲津に戻ってほしい。

残り2話も楽しみです。

 

それでは、また。