こんにちは。
2022年7月16日に放送がスタートしたドラマ「初恋の悪魔」が9月24日に最終回を迎えました。
いやー、おもしろかった!
やっぱり脚本家・坂元裕二さんはすごい!そしてそれを演じる役者の方々もすごい!
ただ、もやもやが残ったところも少々ありまして…。
というわけで、本日はドラマ「初恋の悪魔」のもやもやが残ったところと好きだったところを書き出してみました。
ドラマの最終回の次の日に少々興奮気味なままで感想を書いていますので、気持ちの悪いテンションだったらごめんなさい。
また、書きたいことを結構はしょったんですけど、約5000字と長くなってしまいました。目次のところから気になるところだけでもチェックしていただけたら嬉しいです。
※あらすじは書いていません。ドラマを見た人向けの内容となっています。
※感想の中にドラマのネタバレがもりもり含まれていますので、ドラマをまだ見ていない方は読む読まないの選択をなさってくださいませ。
もやもやが残ったところ
もしよろしければ、下にリンクしたYouTubeをBGMに聴きながらお読みください。
SOIL&“PIMP”SESSIONSが手掛けるドラマのテーマ曲「初恋の悪魔」です。
クリックしていただけたら曲を聴きながらブログを読めると思います。たぶん。できなかったらごめんなさい。
ドラマのスタジオを使ったMVです。
テーマ曲を聴きながらドラマの裏側も見れるということでわくわくしまくり!すんばらしい!ありがたい!
それでは、もやもやポイントを書いていきます。
なぜ雪松署長は悠日と鈴之介を近づけたのか
これ、謎ですよね。
雪松署長(伊藤英明さん)は悠日(仲野太賀さん)の兄・朝陽(毎熊克哉さん)の死の真相が弟の悠日によって暴かれることを望んでいたのかな。息子の弓弦(菅生新樹さん)や自分自身の罪を暴いてほしかったのかな。
そこはドラマでは描かれなかったので正直わかりませんが、雪松署長が鈴之介(林遣都さん)のところに悠日を行かせなかったら「初恋の悪魔」というドラマは始まらなかったので、息子の事件(最初は事故、かな)の隠蔽も含めて、物語は雪松署長の言動からすべて始まった、と考えると感慨深い。
悠日をクビにしたのも雪村署長で、悠日が無職になって雪村宅の張り込みをしなかったら弓弦が犯人だとすぐには繋がらなかっただろうし。森園さん(安田顕さん)が刺されちゃったけど。
それにしましても、危うい雰囲気の伊藤英明さん、いい。悠日に殴られてもびくともしないところも良かった。
悠日の兄・朝陽の死の回想シーンがな~い
悠日の兄・朝陽の転落死の真相はテレビのニュースで雪松署長に殺されたってことが流れただけであっさりと終わってしまいました。毎熊克哉さんと伊藤英明さんの絡み、見たかった!
放送時間的に難しかったのかな。残念。
配役で犯人がわかる
第8話から出てきた雪松署長の息子・弓弦が連続殺人の犯人でしたが、菅田将暉さんの弟・菅生新樹さんが出てきた瞬間、配役で犯人がわかっちゃいましたよね。
連続殺人事件の被害者が、中学生→高校生→大学生と年齢が上がっていったのも、弓弦と同学年だからか~と納得がいきました。
なので、第9話で鈴之介の家に弓弦を連れて行って鋏の部屋にいるように言った時はなんでその部屋~となりました。凶器がいっぱいある部屋に殺人鬼を連れて行くなんて狂気!
鈴之介と悠日が雪村署長を逮捕するためにいなくなり、小鳥さん(柄本佑さん)がレンタカーの場所移動のためにいなくなり、家に残ったヘビ女星砂(松岡茉優さん)一人だけで弓弦におにぎりを持って行って慰めるところ、めっちゃくちゃ怖かったです。怖すぎて薄目で見ました。
おにぎりを咥えて星砂を追いかける弓弦、怖かった…。
ごはんを食べることも人を殺すことも同じように淡々とできるってことなんでしょうけど、怖い。
ヘビ女星砂はなぜハイヒールなどを買っていたのか
ヘビ女の星砂はなんでハイヒールとかを買っていたんでしょうかね。
物語後半のヘビ女星砂はそういうの好んで着そうにないように思ったんですが。
そもそもなんで「ヘビ女」と言われているのかもわからなかった。鈴之介の服を着て鈴之介の家で暮らしていたヘビ女星砂はヘビっぽくなかった。第5話の終わりくらいの鈴之介に指を絡ませて笑っているところはヘビっぽかった。
よくわからん。
林遣都さんと仲野太賀さんのW主演のはずが…
後半部分は林遣都さん演じる鈴之介と松岡茉優さん演じる星砂(ヘビ女)がメインだったと感じました。
林遣都さんも松岡茉優さんもすばらしかったし、お二人がこの役を演じてくださって本当に良かったと思いますが、仲野太賀さんをもうちょっと見たかった…。
というわけで。
仲野太賀さんは2022年10月22日からテレビ朝日で放送されるドラマ「ジャパニーズスタイル」に出演されますので、そちらで堪能しようと思います!
小鳥さんをもっと見たい!
仲野太賀さんをもっと見たいと上で書きましたが、小鳥さんの出番、もっともっともっとほしかった!!
あと10話くらい小鳥さんでいける。小鳥さんメインの物語でおかわりください。
好きだったところ
お次のBGMは最終章テーマ曲、SOIL&“PIMP”SESSIONSにRHYMESTERを添えての「初恋の悪魔-Dance With The Devil-」です。
ラップはあまり聴きませんがこれはかっこいい。
それでは、ドラマの好きなところを書いていきます。
悠日のお父さんとお母さん、似過ぎ
悠日のお父さんを篠井英介さん、お母さんを中村久美さんが演じられていました。
お顔はそれほど似ていませんけど、服装と髪形を寄せ合ってておもしろかったです。
雪村署長に高い高いされたのもびっくりした。
カラオケでYUIのCHE.R.RY
鈴之介と悠日と星砂と小鳥さんの4人カラオケ最高だった!!
特に仲野太賀さんの高音ボイス、たまらんかった!!!
カラオケシーンは公式サイトの「視聴者が選んだ名場面集」の第5話で選ばれているので、何度でも聴けますよ~。
私は5回くらい聴きました。もっと聴くぞ。
鈴之介と悠日が首をかしげるところ
鈴之介と悠日が見合って首をかしげるシーンが何度かあったんですけど、とてつもなくかわいいです。
何話であったかは忘れちゃったんですけどね。最終話の最初の方で小鳥さんからの着信に気付いて、、、というところでも二人で首をかしげるシーンがあります。目が真ん丸でかわいいです。
悠日の冷凍カレー+雨の中を走る星砂
第8話の鈴之介宅で宅急便のサインを書こうとした時にトラの星砂に戻り、涙を流しながらカレーを食べる。そして悠日のところに走って向かうシーン。大好きです。
こんなに切ない気持ちになるカレーを食べる姿、見たことない。
走っている姿に「悠日に会いたい」という気持ちがほとばしっていてそこもぎゅーんとくる。でも、会えない~。
こちらのシーンも「視聴者が選んだ名場面集」に選ばれています。第8話のところを見てくださいまし。
森園さんが事件を説明している時のスライドの自撮り
事件の説明のスライドに自撮りをぶっこんでくるなんて不謹慎過ぎですけど、好き。
森園さんおにぎりごっくん
第9話で森園さんが公園でおにぎりをのどに詰まらせちゃうシーン。
公園で遊ぶ親子に助けを求めるもみんな逃げ惑う。
逃げ惑う人の演技が上手すぎ。子供は本当に怖かったかも。
めちゃくちゃ笑いました。森園さん、生きててよかった。おにぎり咥えた弓弦にも殺されなくてよかった!!
小鳥さんと森園さんの癒し
このドラマは小鳥さんと森園さんが癒しでした。
悠日と鈴之介とトラとヘビの星砂の3人(4人)がメインでしたけど、この3人のストーリーばかりだと、どんなにテンポのいいセリフや演技でももっとどろどろした印象をドラマに持ったと思います。
私の中では、小鳥さんは炭酸水みたいなのどにピリッと刺激がある清涼飲料水、森園さんはピルクルみたいな乳酸菌飲料のイメージがありました。ピルクル(森園さん)は飲み過ぎると下痢する。
ミステリーとコメディーと人間模様が絶妙なバランスのドラマだと思います。
朝陽と悠日の兄弟愛
これ、ちょっと前に放送が終わったNHK BSプレミアムの「拾われた男」も兄弟愛のテーマがありました。
どちらのドラマも弟役は仲野太賀さんですし、兄を疎んでいた弟と実は弟を羨ましいと思っていた兄を描いていて、兄が死んでしまうのも似通っていて。
仲野太賀さんの言う「お兄ちゃん」という言葉に泣けます。「拾われた男」もすごく良いドラマです。
お蕎麦屋さんで朝陽が弟について語るところ、すごく好き。毎熊克哉さんの表情が優しくてやわらかくて、ステキですね。
ヘビ女星砂と鈴之介との別れのシーン
夢か現実か、どっちかわからない感じでしたけれど。
最後にヘビ女星砂がちゃんと自分の気持ちを伝えていて良かった。
第9話の鈴之介のセリフ「相手にばっかり告白という危険行為を行わせて、自分は危険の及ばないところで受け身になって恋愛の成果を得ようとする。うざいうざいうざい」に応えた形になっていて、星砂の告白を聞いて鈴之介が顔を覆いながら泣くところ。
たくさんたくさんしゃべった後の別れ際に鈴之介が「ありがとう!僕はもう大丈夫!」と言うところ。
どちらも良いシーン。
リンゴの皮むきを教えることはできなかったけれど、この出来事が鈴之介の記憶として残る。夢かもしれないけれども、「僕はもう大丈夫!」という言葉に一視聴者の私も少し安心したりして。根拠のない優しさの「大丈夫」かもしれないけれど、きっと大丈夫。
すごく好きなシーンです。
マーヤーのヴェールを剥ぎ取るんだポーズでドラマが終わったところ
第三の目に手を当てるマーヤーのヴェールを剥ぎ取るんだポーズは最初ちょっと違和感があって、「これは狙い過ぎなんじゃないかな」なんて思っちゃいましたが、すぐに見慣れました。今では好きなポーズ。
最終回の最後にみんなでマーヤーのヴェールを剝ぎ取るんだポーズで終わり、これからもこの4人の関係が続いていくということがわかって、ドラマが終わってしまう寂しさが少しだけ和らぎました。
最初のメインビジュアルに似せた写真を最終回放送後に出してくれた
最初に見た林遣都さんとヒゲあり仲野太賀さんが手錠で繋がれたメインビジュアル。
ドラマのイメージと違ったのかその後、鈴之介、悠日、星砂、小鳥さんの4人のバージョンに変わりました。
*\📥質問です📥/*
— 初恋の悪魔【公式】最終話9/24(土)夜10時放送 (@hatsukoinoakuma) 2022年5月26日
みなさん、こんばんは☺️
情報解禁で実は2枚の写真が公開されていたのをご存知ですか❓
↓
こちらの2枚の写真なのですが、どっちのほうが好みか聞かせて下さい🥺
リプ欄に投票ツイート置いておきます❗️
投票よろしくお願いします❗️#初恋の悪魔#林遣都#仲野太賀#坂元裕二 pic.twitter.com/ykGI2BobmA
それが、最終回放送後に公式Twitterでこちらの写真をツイートしてくださいました。
最終回ご視聴頂きありがとうございました!
— 初恋の悪魔【公式】最終話9/24(土)夜10時放送 (@hatsukoinoakuma) 2022年9月24日
いかがでしたでしょうか?
感想お待ちしております☺️
全10話、3ヶ月間、
いや、初めての情報解禁から考えると5ヶ月間ですね。
ここまで応援してくださり、
本当にありがとうございました❗#初恋の悪魔#林遣都#仲野太賀#松岡茉優#柄本佑 pic.twitter.com/Ppr0UpKiOw
お二人、とてもすてきですね。
最初のメインビジュアルが好きだったので、この写真を見れて嬉しかったです。
最後に
書きたいことをかなりはしょっても長い文章になってしまいましたが、ぐるぐる頭の中で考えていることをブログに書けて良かった。書いていてとても楽しかったです。
このブログで紹介していない好きなセリフもたくさんあります。
第9話で森園さんが雪松署長に言うセリフ、
「孤独だとか、恵まれないとか、恨みだとか、心の闇だとか、そんなものは誰だって持ってる。人を傷つけていい理由にはならない」
とか他にもたくさん。書き起こしたのはあまりないけど…。
坂元裕二さんのつくり出す世界は最後は救いがあって、あったかい気持ちになるので好きです。
ミステリーとしては物足りないところも少しありましたけど、全体で見ると今回の作品もとてもおもしろかった。
良い作品は見た後の余韻も心地いいですね。しばらくはこの余韻を楽しみたいと思います。
すばらしい脚本、すばらしい演者の方々、「初恋の悪魔」にかかわったすべての方々、楽しい時間をありがとうございました!本当に楽しかった!
それでは、また。
すばらしいドラマライフを~。