だらけかあさんの楽観日記

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ドラマ「ハヤブサ消防団」第7話「最後の晩餐」感想 連続放火犯の使命とは...ハヤブサに何が起きたか

こんにちは。

2023年8月31日木曜に放送されたドラマ「ハヤブサ消防団」第7話「最後の晩餐」の感想です。

www.tv-asahi.co.jp

あらすじは書いていません。ドラマを見て思ったこと、感じたことなどを書いています。

※原作は未読です。

あらすじをお知りになりたい方は、公式サイトをご確認ください。

第7話|ストーリー|木曜ドラマ『ハヤブサ消防団』|テレビ朝日

書きたいことが多すぎて無駄に長くなっていますので(約5500字)、目次のところから気になるところだけでも読んでいただけると嬉しいです。

感想部分にネタバレが含まれますので、まだ視聴されていない方は読む読まないの選択をお願いします。

 

 

第7話「最後の晩餐」感想

第7話は、三馬太郎(中村倫也さん)の長めの独白から始まりました。中村倫也さんは表情や表現が本当に豊かですね。

太郎のサイン会と東京観光でハヤブサ消防団の面々がわちゃわちゃしていたところにちょろっとにやにやした以外は、ずーーーーっとぞわぞわしっぱなしでした。ものすごく怖かった。

裏切者を追い詰めていくところも、追い詰めた裏切者がびっくりするほど飄々としているところも、あっという間にハヤブサが侵食されていくところも。

太郎が「戻りましょう。戻りたいです、ハヤブサに」と言っていましたが、もうハヤブサは太郎が思うハヤブサではなくなっている。

第7話の予告から、アビゲイル騎士団をまだ信仰している信者たちがハヤブサに押し寄せてくることは予想できていましたが、それでもものすごく怖かったです。

隋明寺を離団する人も増え、ハヤブサに新たにやってきた信者だけでなく、地元の人も信者になっていそうで。

町おこしのドラマもアビゲイルの復活のPR動画になりそうだし。

最終的にこのドラマはどんな結末を迎えるのか。

 

第7話でわかったこと

第7話は物語が大きく動いた回だったので、自分の脳みその中を整理するためにもわかったことを書いておきます。

連続放火犯は徳田省吾だった

太郎の畑を放火した人物が乗って逃げた軽トラのエンジン音、放火に使われたベンジンやいつでも放火できるようにベンジンが軽トラに積まれていたこと、アリバイの有無から、ハヤブサ消防団の徳田省吾(岡部たかしさん)が連続放火犯だということがわかりました。

徳田は否定も肯定もせずに店を出てしまい、その後遺体で発見されましたので、徳田が連続放火犯だと断定していいのかとちょっと悩んだのですが、徳田の回想シーンは真相を視聴者に見せたものだと思うので、徳田省吾が連続放火犯で間違いないと思います。

 

追い詰められたと思ったのに、徳田がびっくりするほど軽くて。自分の行為に対して罪悪感を全く感じていない。

太郎の言葉や藤本勘介(満島真之介さん)の涙も徳田の心には届かない。いつも通りの徳田省吾。ふざけててちょっと軽くて。

岡部たかしさん、すごかった。感情的になって怒鳴ったり叫んだりもしない気のいい人物、でも、得体の知れない、理解を超えた思考を持つ人間からにじみ出る怖さ、不気味さを感じました。

それと同時に、東京に憧れて夢破れて故郷に戻った、徳田の抱える孤独や虚しさ、弱さも感じられて。

その他のことは、後ほど「徳田省吾の使命とは」のところで書きます。まだ書き足りない!(ブログの構成を組み立てるのが下手くそなため、話があっちこっちに飛んで読みにくくてすみません)

 

山原浩喜を殺害した犯人は真鍋明光

徳田の回想シーンから、山原浩喜(一ノ瀬ワタルさん)を殺害したのは真鍋明光(古川雄大さん)で間違いないと思います。

浩喜が殺されたのは、放火犯である徳田を目撃してしまったから。

真鍋は浩喜を殺害する時に全く躊躇がなくて、人を殺し慣れているように感じました。

浩喜が大柄なため、タオルをわざと落として滝壺?崖?をのぞき込ませて落とすやり方。パッとできることではないと思う。

真鍋はアビゲイルの信者で、教団で起こった信者の殺害にも関わっているかもしれません。

 

サンカクの賀来さん夫婦はアビゲイルとはおそらく無関係

怪しい怪しいと思っていた居酒屋サンカクの店主・賀来さん夫婦(福田転球さんと氏家恵さん)。

ドラマの相関図で賀来さんは重要人物のところにいるし、何かあるんじゃないかなとずっと疑って見ていました。アビゲイル信者かな、とか。

でも今回、アビゲイル信者がハヤブサに大量に押し寄せてくることを事前には知らなかったようでした。お客さんが少ないからと値上げの話をしていたし。

なので、賀来さん夫妻はアビゲイルには無関係。だと思う。そもそもアビゲイル側の人間だったら、苗字が「賀来(かく)」だとしても、サンカクじゃなくて丸に関する店名にしていたかなとも思う。

 

徳田省吾の使命とは

連続放火犯だった徳田省吾。おそらくアビゲイルの信者でしょう。

徳田は最後まで真相を明かしませんでした。

予約投稿していた動画でも、「王様の耳はロバの耳」と言っていた割に真相を全部話したわけではなかったし。

ただ、徳田は動画の中で「使命」という言葉を口にしました。

まだ徳田の使命が何かはっきりとはわかっていませんが、単純に考えて、放火によって住民から土地を奪うことが使命だったんじゃないかなと思います。

そしてもう徳田の使命は果たされたんじゃないかな。教団はもうすでに必要な土地を手に入れていそうに思います。

 

そして、徳田の死。自殺か他殺か。

徳田がお店から出て行った後に、追いかけた男女2人はアビゲイルの信者で間違いないと思います。ずっと尾行していたようですね。そして女性は真鍋の元へ、男性はそのまま徳田を追いかけたんだと思います。

「もうちょっと待ってくれんか。ハヤブサに戻ったら全部話すわ。約束する。みんなには特別に、全部や(特別に全部を知れるなんてすごいことで、みんなもそれを喜ぶはずと信じて疑っていないところも怖かった)」と言っていたので、自死ではないと思う。

徳田を追いかけた男性が殺害したとは思えないので、やっぱり真鍋が関わっているのかな。

だけれども。

予約投稿した動画の中で、清々しい笑顔で敬礼して「じゃあな」と言っていて、使命を果たしたと自死したのか。

この辺りは今後明らかになっていくと思います。

 

あと、これはこじつけなんですけど。

太郎の新刊「郭公は都会で笑う」というタイトル。

ストーリーはわかりませんが、暗殺者のコードネームが郭公でっていうようなことを太郎が言っていました。

連続放火犯の徳田が東京で高らかに笑い、そして死んだのを見て、この改題されたタイトルを思い出しました。こじつけです!

 

立木彩の使命とは

ハヤブサに潜伏しているアビゲイル信者にはそれぞれ使命が与えられていたんじゃないかなと思います。

立木彩(川口春奈さん)はまだアビゲイルの信者だと思います。

そして、彩の使命は以前と変わらず、教団の広報なんじゃないでしょうか。

その活動をハヤブサでしている中で、三馬太郎というそこそこ有名なミステリー作家がハヤブサにやってきた。

太郎は、徳田や彩と同じように都会の生活に疲れてハヤブサにやってきている。教団に引き入れる価値のある人物。そして、彩に気がある。

宗教団体が有名人を広告塔に使うのはよくあることですし、太郎がつくった脚本で教団のPR動画(「探偵ハヤブサの事件簿」は結局教団のPR動画になってしまうんだと思う…)をつくる。さらに、太郎が教団の人間と親密になるために、彩は太郎に近づいたんだと思います。

彩は太郎を本当に好きではないと思う。好意は持っているかもしれませんが。

第7話で太郎が東京に行く前、車の中で太郎とキスした後に、彩は手で唇をぬぐっていて。自分からキスしにいっているのに、ぬぐっている。ここは彩が太郎への思いがないことを見せる演出なんじゃないかなと思っています。キスでも口をぬぐうのなら、太郎と関係を持った時はどうしているんだろうとつい考えてしまう…長風呂かな…。

第8話で彩の本心が明かされるのではないかなと思っています。

 

また、第5話の最後に彩が太郎の家にある山原展子の写真を見てニチャアと笑ったのは、徳田と同じように太郎がハヤブサに「導かれている」と思ったからかな。

あとは、第5話の感想で書いたのですが、彩をアビゲイルに連れてきた友人(金澤美穂さん)が怯えているように見えまして。

ドラマ「ハヤブサ消防団」第5話「ある女の運命」感想 ベテラン俳優陣の大根演技と最後の彩の怖すぎる怪しい微笑みに痺れた! - だらけかあさんの楽観日記

そして今、彩は怯えているように見える。

教団は最初はやさしく導き入れるが、次第に信者を恐怖で支配するようになるのかな。

怯えて見えたのは勘違いかもしれません。喜びで打ち震えているだけかも。

ここはまだわからないんですけど、気になったので書きました。

 

ハヤブサに何が起きた

今ハヤブサで起きていることでわかっているのは、薄紫のアイテムを身に付けたたくさんの人々がハヤブサにやってきている、ということです。

そしてそれは、アビゲイル騎士団の後続の団体がハヤブサに拠点をつくろうとしている、ということだと思います。

太郎がハヤブサの土地の安さを口にしていましたが、それは土地を大量に購入しやすいということを意味していたのかな。

山原賢作(生瀬勝久さん)が3年前に真鍋をハヤブサで見たのは、真鍋がアビゲイル騎士団の次の活動拠点の候補を選んでいたところだったんじゃないかなと思います。

そして、たくさんの候補の中からハヤブサが選ばれ、教団の施設をつくる準備のために1年前に真鍋と彩がやってきた、ということなんじゃないかなと思っています。

 

宗教団体が静かな田舎町に拠点をつくることは実際にあることで、有名なものはオウム真理教の旧上九一色村ではないでしょうか。

下↓の記事はオム真理教の施設の近くに住んでいた方の話が詳しく書かれていますので、気になる方はチェックしてみてください。

bunshun.jp

※「オウムが棲んだ村」は#1もあるのでそちらの方も一緒に読まれることをお勧めします。

bunshun.jp

恐ろしいですね。でも、現実に起こり得ることでもある。

 

教団をハヤブサから追い出すのは簡単なことではないと思います。最終回でどんな決着をつけることになるのか。

恐ろしいことを思いついちゃったのですが、放火で住人から土地を奪った教団は、火事で施設を失い去っていくんじゃないかなと。

住人から土地を奪った教団とはいえ、ハヤブサ消防団は消火活動をする。それでも全焼してしまう、という。乱暴な結末ですね。

教団の人間が放火したことが証明されて、教団が去って行くのが一番いい終わり方かな。うん。

結末がどうなるのか、早く知りたい。

 

勘介の「丸なんかだっせえわ」と言う言葉への反応から見える、何かを盲目的に信じることの怖さ

勘介が居酒屋サンカクで「丸なんかだっせえわ」と言った時の、サンカクにいるお客さんたちの反応。

排他的な集団の怖さを感じました。

何かを盲目的に信じている人は、それを否定されることに対しての拒否反応が強い。(宗教に限らず)

他の考えを許さない、自分(たち)だけが正しい、という考えは、自由意志や思考停止に陥る原因になると思います。

同じ言語を使っているのに、話が通じない怖さを感じました。

 

第1話を見直してみた

ここにきて、第1話を見直してみました。

そしたら、太郎が住んでいる地名は「紫野」で、太郎も紫の服を着ている〜。太郎、お前もか〜。大どんでん返しがあったりして。

そして、太郎が5歳の頃に書いた物語。

 

するとそこにおそろしいかいじゅうがあらわれて、ハヤブサをこうげきします。そこにあらわれたのがハヤブサのまもりがみです。

「ハヤブサはぼくがまもる」

 

この物語のように太郎がハヤブサの守り神となり、攻撃してくる教団からハヤブサをまもってくれるのか。

第1話を見直して、いよいよ混乱。早く結末を知りたい〜。でもドラマが終わるまでは原作は読まんぞ。

 

藤本勘介とともに泣いた第7話 勘介がいてくれて良かった

軽い感じで感想を書いていますが、第7話を見た当初はもうしんどくてしんどくて。岡部たかしさんが演じる徳田省吾を好きになりすぎていたよ…。

そんな中で勘介の存在は救いだった。

勘介が笑っているところで笑い、泣いているところでは一緒に号泣しました。

「おかわりしたいなー」と無邪気に言う35歳。Tシャツもおもしろい。

勘介、ステキなキャラです。満島真之介さんの人懐っこさ、かわいらしさが存分に活かされた勘介。このドラマに勘介がいてくれて本当に良かった!

 

終わりに

はい。長々と失礼しました。

第8話から、最終章に突入するとのこと。

公式サイトの第8話のあらすじを見てみると、「アビゲイル騎士団」は「聖母アビゲイル教団」と名前を変えたようです。

「アビゲイル」はヘブライ語で「神は喜んでいる」という意味を持ちますが、女性名でもあります。

アビゲイル - Wikipedia

「アビゲイル騎士団」は「アビゲイル」という名の女性を守る騎士団ということだったのかな。

 

「アビゲイル騎士団」は「聖母アビゲイル教団」という新たな名前で活動し始めました。

そして、アビゲイルは山原展子(小林涼子さん)のことを指しているのかもと思っています。山原展子の公式サイトでの紹介の写真は、薄紫のブラウスを着ているし。まだわかりませんけれど。

 

ついに姿を現したハヤブサを乗っ取ろうとするアビゲイルの信者たち。

太郎やハヤブサ消防団のみんなはハヤブサを守るためにどう動いていくのか。とても怖いけど、第8話も楽しみです。

それでは、また。

 

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