こんにちは。
2023年8月10日木曜に放送されたドラマ「ハヤブサ消防団」第4話「恋の蛍」の感想です。
あらすじは書いていません。ドラマを見て思ったこと、感じたことなどを書いています。
※原作は未読です。
あらすじをお知りになりたい方は、公式サイトをご確認ください。
第4話|ストーリー|木曜ドラマ『ハヤブサ消防団』|テレビ朝日
無駄に長々と感想などを書いているので、目次のところから気になるところだけでも読んでいただけると嬉しいです。
感想部分にネタバレが含まれますので、まだ視聴されていない方は読む読まないの選択をお願いします。
第4話「恋の蛍」感想
第4話の始まりの夢。
白い服に薄紫のリボンなどをつけたふわふわと走るかわいらしい子供たちと、白いワンピースをふわりふわりと揺らして笑う、これまたかわいい立木彩(川口春奈さん)。このシーンの川口春奈さん、いつにも増してものすごくかわいいいいい。
みんなで楽しくフルーツバスケットをしている夢。不可思議でなんだか怖い雰囲気の夢。
第4話の予告に入っていたこのシーンを見た時に、ひえーっなんか怖そう!と思っていたら、彩の夢で。
第3話の予告にあった、太郎が火の灯りに照らされてぎゃーっとなっていたのも夢だったので、なんだよまた夢オチかよ~良かった~、と思って安心していたら、まさかのまさか、最後にそれが新興宗教のPR動画だったとわかった時の衝撃ったら。怖すぎた!
そして、三馬太郎(中村倫也さん)のカメラに向かっての語り。
この演出は本当にすごいと思う。中村倫也さんの幅広い表現力があるからこそできることだから誰でもできることではないと思うし、そしてこの演出がドラマをさらにぐっとおもしろくしていると思う。演出のこととか全然わかんないのに偉そうに書いちゃってるけど。
最初と最後は同じようなシーンなのに、見ている方の気持ちが全然違ってくる。すごい!!
そしてこのびっくりストーリー展開のある第4話のタイトルが「恋の蛍」という。
蛍が成虫となり恋をする期間は1週間程度。
太郎の恋は一晩で大ピンチを迎えてしまいました。
そして蛍をロマンチックに見ている時にマムシの目の話をする立木彩。「私はマムシかもしれないよ…」というおっそろしい意味も含まれていたのかな。怖い怖い。
あと、藤本勘介(満島真之介さん)が第4話もおもしろかった!
カンランベ(カッパ)のやおっぱTシャツもすごく似合ってる!
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— 【公式】木曜ドラマ「ハヤブサ消防団」 第5話8/17(木)9時放送‼︎ (@hayabusa_ex2023) 2023年8月10日
#️⃣ハヤブサ消防団🚒
第4話まであと3時間‼️
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提灯を持って夜回りする勘介さん🏮
今夜もしっかり#勘介ワールド 満載でお届けします👐
お楽しみに😂#満島真之介 pic.twitter.com/SBbRtOTWRu
カブトムシを捕りに行きたがったり、町おこしイベント「ツチノコアドベンチャー」でマムシ捕獲にはしゃいだり。徳田省吾(岡部たかしさん)とわいわいやってるお二人、めちゃくちゃかわいかった~。
そして、宮原郁夫(橋本じゅんさん)のマムシごはんの説明、恐ろしや~。
第5話は彩の過去が明らかになるようですね。もう手遅れな太郎と彩の関係がどうなっていくのか、彩の過去はハヤブサで起こっている連続放火と関りがあるのか。
第5話も楽しみです。
第4話でわかったこと
放火された家の共通点 隋明寺に高額の寄進をしている
父親の七回忌で隋明寺を訪れた時に太郎が気付いていました。
1件目の被害者・山田崇彦は150万円、2件目の被害者・富田和夫は200万円、3件目の被害者・波川志津雄(大和田獏さん)は300万円、4件目の被害者・山原賢作(生瀬勝久さん)は80万円を隋明寺に寄進していました。
どの被害者も有力な檀家で、有力な檀家は有力な地主。土地を広く所有しており、火事の後は営業・真鍋明光(古川雄大さん)のいるルミナスソーラーに土地を売っていました。
勘介は「土地を売らせるために放火なんかするかな」と疑問に思っていましたが、連続放火はハヤブサの土地を得ることが目的なのか。
この点はまだ謎ですが、被害者の共通点は見つかりました。
立木彩は過去に新興宗教「アビゲイル騎士団」に入信していたという噂がある
太郎の編集者・中山田洋(山本耕史さん)からの恐ろしい情報。
彩は、教祖と教団幹部たちが信者12人を拷問して殺害した新興宗教「アビゲイル騎士団」に入信していたという噂があったというのです。
宗教が出てきましたね。ミステリー要素よりもホラー要素の方が強くなりそうな展開。
※「アビゲイル騎士団」については後ほど少し書きます。
彩が入信していたという噂のある「アビゲイル騎士団」と、山を徘徊する映子とその5人の仲間たちは関係があるのかないのか。
第5話で少しはわかるかな。
連続放火の被害者の共通点も彩が新興宗教に入信していた噂も、どちらも「わかったこと」というほど確証のあるものではないですけれども、第4話を整理するために書きました。
ワトソン江西、中年探偵団誕生
ミステリー小説好きな隋明寺の江西住職(麿赤兒さん)。
事件を調べる太郎に「このワトソン江西がもしお役に立てることがあれば、なんなりと仰ってください」と言っていました。
ワトソン江西!
この後、江西住職は怪し~い顔をしていましたけど、自分のことを「ワトソン江西」なんて言っちゃう、おちゃめなミステリー好きな人が事件に関係しているとは思いたくない~。「ワトソン江西とか言っちゃった!引かれちゃったかしら?たは!」の表情かなと思っております。
そして、ハヤブサ消防団から、ハヤブサ中年探偵団も誕生!
山原賢作、宮原郁夫、森野洋輔(梶原善さん)、徳田省吾の4人の中年探偵団。
ハヤブサのマドンナ・立木彩のために立ち上がり、町おこしドラマをボツにした八百方町町長・村岡信蔵(金田明夫さん)が観光助成金を横領しているネタを掴んで脅し、町おこしドラマの制作のOKをもらっていました。
なんとも頼りになる中年探偵団!脅すのはアレだけど。勘介を仲間に入れないところに中年探偵団の優しさを感じる。
あと、賢作が町長から返してもらっていないアメリカンクラッカーってなんだろうと調べたら、こんなんでした。私も中年真っ盛り人間ですけど知らなかった。
賢作と郁夫と信蔵はアメリカンクラッカーで遊んでいたのかな。また今の姿のままで再現してほしい。無理かな。妄想するだけにしておきます。
町おこしドラマ「探偵ハヤブサの事件簿」がつくられることに!
わーい!やったー!
町おこしドラマをドラマ内でちらっと見られるかな。楽しみです。
女性の探偵役を川口春奈さん、ドジなワトソン役を中村倫也さんで見てみたいけど、こちらも妄想の中で楽しもうと思います。
ホラーで美しいキス
太郎が寝ている部屋に立っていた彩。
ドラマを見ていて彩がぬぼーんと立っている姿にびくっとしたんですけど、ここからまさかのキス。ホラーな彩にキスする太郎にもびっくり。
でも、ものすごく美しかった。
美しいキスシーンはたくさんありますが、怖くて美しいキスシーンはなかなかない。
激しい雨と雷のなる嵐の夜に、この世のものではない何かに触れるような、不穏な空気が漂う危ういキス。すごくステキだった。
そしてキスの後の雷。
その後、太郎が知る衝撃の事実を暗示しているよう。もう演出のすべてがすごい!いい!
新興宗教「アビゲイル騎士団」
新興宗教「アビゲイル騎士団」については第5話で詳しく説明があるかもしれませんが、第4話の中山田の話とちらっと映った新聞や週刊誌の記事、第5話の予告などからわかったところを少しだけ書きました。
「アビゲイル」という言葉の意味
アビゲイルは「神は喜んでいる」という意味があるそうです。
アビゲイルという言葉を調べていたら、アビゲイル・ウィリアムズというアメリカのセイラム魔女裁判の告発者の名前も出てきました。
アビゲイル・ウィリアムズとは?セイラム魔女裁判の最初の告発者
めちゃくちゃ怖いです。そしてこれが実際に起こった出来事というのが恐ろしい。
気になる方は読んでみてくだされ。ものすごく怖かったです。
アビゲイル騎士団について
円形をモチーフとし、「終わりなき孤独からの救済」を教義としている宗教団体。
「高斎」という人物が教祖で、愛と平和を説いている。
2020年7月、教祖と教団幹部3人が信者12人を拷問して殺害したとして逮捕された。
その後教団は解散。しかし、まだその教えを信じている信者がいる。
立木彩はアビゲイル騎士団の信者で、教団の広報としてPR動画をつくっていたという噂があった。
中山田が太郎に見せた写真。
左下の写真なんですけど、これは彩ですね。
画像引用:ドラマ「ハヤブサ消防団」第4話 Tverより
あと、左の写真に他にハヤブサにいる人が写っていないかなと見てみました。
彩の左側にいる男性は居酒屋サンカクの店主・賀来(福田転球さん)に少し似ていますが、福田転球さんの身長は170㎝、川口春奈さんの身長は166㎝で、写真の男性とは身長差がもっとあるように見えるので違う方だと思います。
また、さらに右側の長身の男性は真鍋役の古川雄大さんに少し似ていますが、上で引用した右側の写真の左側にいる男性と同じ人物だと思いますので、違う方だと思います。たぶんですけど。
彩は教団の信者だったのか
彩が教団の信者だったかどうかは、少し疑問に思っています。
教団の信者の人は薄紫や紫などの服や小物を身に付けていますが、中山田が見せた写真や予告の中で彩は身に付けていません。
第4話のPR動画の夢の中でも身に付けていないので、違うんじゃないかな、依頼されてPR動画をつくっただけかなと思っています。
町おこしドラマがボツになったことを黙っていた彩を太郎が
「立木さんは嘘をつくのが平気なんですか?東京でもこういう人を騙すようなことをしていたんですか?」
と責めた時に
「していません!」
と強く答えていたのも、教団に関することで彩は何か信じてもらえなかった過去があって、強く否定したのかなと思いました。
でも、結局彩は町おこしドラマの件で太郎に嘘をついていたわけですし、第5話の予告で教団の教義が書かれた本を目を見開いて読んでいるし、ごりっごりに信者という線もあるかもです。教団の上の方の人は紫のものを身に付けなくていいのかもしれないし。
ちょっとまだわからない。いろんな線を考えて楽しんでいます。
あと他に気になったのが、彩がAP(アシスタントプロデューサー)として関わった深夜ドラマのタイトルが「ループ」だったこと。
ループは輪という意味で、アビゲイル騎士団のモチーフでもある「円形」に繋がっているように感じるんですよね。たまたまなのか、ドラマが教団と関りがあったのか。
あともう一つ気になったのが、ドラマの現場にいたのは「ADとかですか?」という質問を太郎がした時の彩の表情。明らかに曇っていた。
自分の実力を過小評価されたと思ったのかな。
彩の「認められたい」という気持ちが彩の言動に大きく関わっているように思っています。なんとなくだけど。
終わりに
長々と失礼しました。
第4話で宗教の存在が出てきて、映子とその仲間たちから宗教的なものを感じてはいましたが、一連の事件が宗教団体が起こしたことでした!となったら、ちょっと残念に思ってしまう…。それはそれでめちゃくちゃ怖いけれども。
ミステリー作品は探偵も犯人も被害者も、「個」の弱さや醜さなどを描いている作品が好きなものでして、偉そうに書いちゃっていますが、ただの好みです。
まだ第4話。
まだまだ謎だらけで、これからもっといろいろなことが明かされてくると思うとわくわくします。
それでは、ついに配信が始まった、ドラマ「ハヤブサ消防団」の主題歌・ちゃんみなさんの「命日」でお別れです。
それでは、また。