以前ブログで、私の経験からおじいさん3部作を書きました。
なので、今度はおばあさん3部作をちびちび書いていきたいと思います。
以前書いたおじいさん3部作は、嫌なことをされた、嬉しいことをしてもらった、ちょっと意味がわからない、の3つのエピソードを書かせていただきましたので、今回のおばあさん3部作も、同じような感じにしたいと思います。
今回はイヤミー(嫌味)なおばあさんのお話です。
愚痴ネタになっておりますので、嫌な方は読まない選択をしてくだされ!
数ヶ月ほど前のことです。
家族でお出かけするために、バスに乗りまして。(うちは車を持っとりませんので、遠出はバスか電車です)
バス停までは、次女(3歳)が疲れて抱っこをせがまれたら、私が抱っこをしていました。
で、バス代の支払いとかは私がするので、次女を夫に抱っこしてもらってバスに乗り込みました。※福岡の市営バスは降りる時にお金を払います。
バスは混んでおらず、席も空いていたので夫と次女、そして長女が2人掛けの席に座り、私は1人掛けの席に座りました。
私と夫たちの席はちょっと離れていて、私たちがバスに乗り込んだ時からじっと見ている70代くらいのおばあさんがちょうど間に座っていました。
バスの後ろ側
2人掛けの席 長女(9歳)、夫、次女(夫の膝の上)
1人掛けの席 おばあさん
1人掛けの席 私
(みんなバスの真ん中あたりに座っています)
バスの前側
上のような席順でした。文字での説明、わかりにくいかな…。
おばあさんは私に「家族でお出かけ?」と聞いてこられたので、「はい、ちょっとお買い物に」と後ろを向いて笑顔で返事をしました。
そこからおばあさんの怒涛のイヤミーがはじめりましたー。
私たちの時代には夫が家事や育児に参加することなんてほとんどなかった(そうだったんですね)
夫に家事や育児をさせるなんて恥ずかしいし、そんな夫の姿をよそ様には見せられない時代だった(そうなんですね)
あなたは楽ができていいわね(あれ?なんか雲行きが怪しくなってきたぞ?)
今のお父さんたちは仕事もして家事育児もして大変、奥さんにこき使われてかわいそう(我が夫は家事も育児もそれほどしていないのにー)
休みの日にまで夫をこき使って、今のお嫁さんはひどいわね(うそーん)
などなどなど
※括弧( )内は私の心の声
最初はね「そうだったんですね」「大変だったんですね」「夫には感謝しています(言わされた〜)」なんて返事をしていたのですけど、おばあさんのマシンガンイヤミーがどんどこどんどこ発射されまくる〜。
そしておばあさん、身体は小さく細いけれども元気で声がちょっと大きくて、他の乗客の方も見てる〜。夫は私がイヤミーを言われているのを見て、うけてにやにや笑ってる〜。
あ、長女と次女は2人でバスの外を見たり、おしゃべりをしていたので、おばあさんのイヤミーには気づいていなかったみたいです。よかった。
だんだん相槌を打つのも面倒になってくるし、うんうん、とは頷けない内容になっていったし、最後の方は「う〜〜〜ん」と唸る返事になちゃってたし。
おばあさんの話に反論したところでなんの意味もないし、、、
で、わざわざ後ろを向いてまでイヤミーを聞く必要はないなーと、おばあさんが話している途中でくるーっと首を前を向けて、おばあさんのイヤミーを後頭部で受け止めることにしました。
おばあさんはしばらくは私の後頭部にイヤミーを発射し続けていたのですけど、私がうんともすんとも返事をしないので、あきらめてイヤミーを言うのをやめてくれました!
で、その後私たち家族の方がおばあさんよりも早くバスを降りまして。
降りる時はもちろん振り向いて、おばあさんに笑顔で会釈をしましたよ。え?性格悪いって?わしもそう思う〜。
おばあさんは目も合わせてくれませんでしたけど…。そりゃそうか!
バスから降りた後に夫とそのおばあさんについて話をしたのですけど、おばあさんは話の途中で私が前を向いてしまったので、わざわざ夫の方を向いて「苦虫を噛み潰したような顔」をしたそうです。
おばあさん、ごめんなさい。夫も一応、ごめんよ。
そのおばあさんが子育てをしていた頃は、男性が家事育児に関わることは少なく、おばあさんはとても大変だったのかもしれません。その苦労話を聞くのは全然嫌じゃなく大丈夫なのですけど、さすがに自分が攻撃されていると感じるような話は聞きたくなかったのです。
でも、やっぱりもうちょっときちんと話を聞くべきだったかなー。
バスに乗っていた時間は10分もないくらい。私はおばあさんのイヤミーに5分くらいでギブアップ。
その10分を我慢してもうちょっとおばあさんの話を聞いていたら、どんな話に展開していったのか、ちょっとは気になる、かな。
実は私は結婚後に、母からもちょっと似たようなことを言われたことがあるのです。
「私(母)は家事育児(うちは4人兄弟です)を、あなたのお父さんが全く手伝わなかったし、実家からも遠かったから、本当に大変だった。なんか、◯◯(私の名前)は楽そうでいいね」って。※当時子供は長女ひとり。
私はよっぽど楽をしているような顔をしているんでしょうね…。締まりのない顔をしているのかな…。ほへー!
世代世代で育った環境やその当時の価値観がすり込まれていて、世代間の考え方の違いってどうしても出てきますよね。
私も自分の経験したことと比べて、世代の違う方を羨ましいと思ったり不満に思ったりすることがあるかもしれません。(今のところ特にないけど)
それでも、バスで出会ったおばあさんと同じような文句を言わないようにしなきゃなー、と思った休日の出来事でした。
ちゃんちゃん。