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うちの夫は音楽、ギター、読書(小説もマンガも)、映画鑑賞が趣味です。
趣味がゲームとブログの私には、多趣味で楽しそうだなと思います。
夫のこの4つの趣味は日々の生活の中で混在しているわけではなく、周期があります。
映画を1ヶ月鑑賞しているな、と思ったら次の1ヶ月はひたすらギターを弾いていたり。
一つの趣味に飽きてくる頃に、他の趣味をしたくなるそうです。良かったね。
そんな夫が過去に子供に選んだ絵本2冊が、夫の趣味である読書の好みをごりごりに表していたのでご紹介します。
おおきな木
シェル・シルヴァスタイン作の『おおきな木』はアメリカで1964年に出版され、日本では篠崎書林から本田錦一郎氏訳で出版されました。
本題は『The Giving Tree』そのまま訳すと「与える木」です。
本田錦一郎訳の『おおきな木』が絶版となり、あすなろ書房から村上春樹氏訳で出版されたのが、上の『おおきな木』です。
夫は村上春樹氏の小説が好きです。
私は結婚する前、お付き合いをしている時に夫に村上春樹氏の小説を勧められ、数冊読んだことがあります。
※私と夫は大学生の時からの付き合いなので、20数年前のことです。それでなんで今3歳の子がいるのかは、まあ、なんでかそうなったわけです。ドラマ性は全くないですが、ブログで自分の人生語りをしたくなったら、そのうちに書くかもしれません。書かないかもです。※終わり
村上春樹氏の小説は、おもしろさを理解できる人と理解できない人の真っ二つに分かれると思います。
私は残念ながら後者のおもしろさを理解できない人です。
私は村上春樹氏の小説をおもしろいとは思いませんが(ストレートに書いちゃった)、村上春樹氏の文章は流れるような、音楽のようにリズムのある読みやすい文章だと思っています。
『おおきな木』は、村上春樹氏の美しい訳とシェル・シルヴァスタインの愛のある物語が組み合わされたすばらしい絵本だと思います。
と思いますが、子供の読み聞かせにはちょっと向いていないかもしれません。
大人が読むと胸にジーンとくるものがあります。
読み始めは良いのです。
絵と短い文がとてもテンポ良く、子供たちと楽しく読めます。
ただ、途中から一枚の絵に対してめちゃんこ字が多くなります。
大人はここからが本番だい、感動するぞーという感じですが、声に出して読むには長ーい。
子供も飽きてくるー。
そして、子供が読んでと絵本を持ってきたら、夫は「この絵本は長いから他のにしよう」あるいは「お母さんに読んでもらってー(長い絵本は読みたくないよ、だらけかあさんに押しつけよう)」です。
こんにゃろー!
『おおきな木』は大人向けの絵本だと思います。
でも、うちの子たちは結構気に入っていて、私は長ーい『おおきな木』をがんばって読み聞かせています。長女は9歳なので一人で読みますがね。
まじかるきのこさん
こちらは漫画家でありイラストレーターでもある本秀康氏が描かれた絵本です。
音楽雑誌に漫画を描かれていたり、奥田民生さんやスピッツのアルバムジャケットのイラストを手がけたりしているので、ご存知の方も多いかもしれません。
私は若い頃に夫経由で知りました。
マンガもたくさん出版されています。
本秀康氏のマンガ、おもしろいです。
独特なキャラクターと世界観がぐにょーんと混ざった作品たちです。
夫は本秀康氏のマンガをいっぱい持っています。たまに読んでいます。
本秀康氏が描かれたポップな色合いの『まじかるきのこさん』。
子供向けのような子供向けじゃないような。
「子供の情操教育に絵本を」キュピーンという教育熱心な方にはおすすめはしません。
うちみたいな子も親もふざけた感じだったら合うかもしれません。
少なくとも、うちの子供たちはこちらの絵本を気に入っています。私も読んでいて楽しいです。
昨日3歳の次女に『まじかるきのこさん』を読み聞かせをしていて、この記事を書こうと思ったのです。
夫の趣味で絵本を選ぶとおもしろい
どうしても私と子供で絵本を選ぶと、好みが偏りがちになってしまいます。
ノンタンやこぐまちゃん、ミッフィー(うさこちゃん)、昔話系、そしてアンパンマンなどの王道絵本が、絵本用の本棚のほとんどを占めています。
その中で異彩を放つ夫が選んだ絵本2冊。
ちょっとテイストが違う絵本があるおかげか、子供も読み聞かせる私も飽きずに楽しめています。
たまーに夫に絵本をチョイスさせると、普段は選ばない、読まない絵本を選んできておもしろいかもしれません。
毎回夫はチョイスはしんどいので、たまーにね。