こんにちは。
2023年7月16日日曜日に放送されたドラマ「VIVANT」第1話の感想です。
いつもはドラマの感想にあらすじは書かないのですが、今回はストーリーの流れを簡単に書きました。最初に大事なところを整理しておかないと、頭の中がわけわかめになりそうだったので。
また、ドラマを見て思ったこと感じたことなどを、「全体の感想」「登場人物について」「VIVANTとは」の項目に分けて書いています。
少し長くなってしまいましたので、目次のところから気になるところだけでも読んでいただけると嬉しいです。
ここからはネタバレが含まれますので、まだ視聴されていない方は読む読まないの選択をお願いします。
第1話 簡単な話の流れ
丸菱商事「エネルギー事業部2課」に勤める乃木憂助(堺雅人さん)。
バルカ共和国(中央アジアに位置する架空の国)にて、太陽エネルギープラント事業の契約のため、GFL社に1000万ドル(14億円)を振り込むはずが、1億ドル(140億円)が誤送金されてしまい、このままでは9000万ドル(126億円)の損失となってしまう。
決算が行われるのは1ヵ月後。
専務の長野利彦(小日向文世さん)に1ヶ月以内に9000万ドルを取り戻すよう命じられ、乃木はバルカ共和国へと向かう。
で、ここからのあらすじは、TBSの公式サイトに「アフターVIVANT」として第1話の振り返りが詳しく書かれていますので、そちらを読んでいただければと思います。
※自分であらすじを書いていたのですけど、断然公式サイトの方がわかりやすかったのでそっちに丸投げします。また、「アフターVIVANT」や第2話のあらすじでは丸菱商事の損失は「130億円」となっていますが、ドラマの中では「126億円の損失」と言っていたので、私が最初の方に書いたあらすじには「126億円」としています。
新手のテロ組織の手に渡ったと思われる誤送金された1億ドル。
ダイヤに換えられた1億ドルはどこに消えたのか、裏切者は誰か、世界中を巻き込む大きな渦・新手のテロ組織とは、そして「VIVANT」とは。
謎だらけで始まった「VIVANT」、謎だらけのまま第2話へと向かいます。
第1話 全体の感想
「VIVANT」第1話は108分スペシャル。正直、少し長く感じました。
逃亡劇が長くて、捕まっちゃう~ふ~逃げられた~、捕まっちゃう~ひ~逃げられた~を何度も繰り返していたからかな。
ただ、うんこまみれになったり、羊や山羊の群れに紛れて馬で駆け抜けたり、装甲車みたいなトラックでパトカーをどんどこぶっ壊したり、パトカーの上を走ったり、乃木を引っ張り合ったり、どこかで見たことがあるようなないような逃亡劇自体は、野崎(阿部寛さん)のかっこよさ、ドラム(富栄ドラムさん)の優秀さと痺れちゃうくらいのかわいらしさ、そして、4人を追うチンギス(Barslkhagva Batboldさん)の簡単には諦めない執念の追跡のおかげで、楽しく見ることができました。
つまらないって意見も多いみたいなんですが、地上波のドラマとは思えないほどかなりのお金をかけていそうだし、ドラマをつくっている方々の熱をびしびしと感じられて、ひとりのドラマファンとしてものすごく嬉しいし、わくわくしています!
この夏は「VIVANT」祭りに全力で参加したいと思っています!
モンゴルの自然の美しさと世界を巻き込む大きな謎を同時に楽しめるアドベンチャードラマ。
25分拡大となる第2話も楽しみです。
登場人物について
乃木憂助(堺雅人さん) もう一人の自分がいるなど、謎の多い主人公
堺雅人さん演じる乃木憂助は謎の多い人物でした。
乃木がうなされていた過去の記憶?の内容から、おそらく林遣都さんと高梨臨さんが乃木の両親で、何かが起こり両親は死亡。
その後、乃木はどこでどのように育ってきたのかはまだわかっていません。(そもそも二人は両親じゃないかもしれませんけど)
手で重さを計ることができる特技はどこでどうやって身に付けたのか。
バルカ共和国の料理に香辛料が使われないことを知っていたこと、馬に乗ったことがあるということから、バルカ共和国に住んでいたことがあるんじゃないかなと思っています。
また、第1話では砂漠に置き去りにされたり、爆弾の爆発ですでに2度ほど死んでもおかしくない状況になったのにも関わらず生き残っている。
こりゃ、只者じゃないぞ!
なんとなくですけど、乃木を見ていると、浦沢直樹さんの「MASTERキートン」の平賀=キートン・太一を思い出します。砂漠で生き残るところとか。
そして、乃木のもう一つの人格。
最初は解離性同一症(解離性同一性障害とも呼ばれる。以前は多重人格障害と呼ばれていた)かなと思ったのですが、もう一人の人格が乃木を鼓舞して助けていて(責めまくっている時もあるけど)、「もう一人の自分」と対話している感じなのかなと。
乃木のもう一人の自分は強気で大胆で、憂う憂助とは反対の勇ましい「勇助」みたいな。(おばさんダジャレ)
でも、何かに思い悩んだり心配したりするのも人として大事な特性だと思うので、憂う憂助も大事な存在。
二つの性質があってこその乃木憂助なんじゃないかなと思っています。
他にも、CIAの親友がいたり(二人が親友関係になった出来事を知りたい!)、GFL社社長のアリ(山中崇さん)のスマホに何かしていたりと、謎の多い乃木憂助。
どんな謎が隠されているのか。わくわくします!
野崎守(阿部寛さん) 警視庁公安部外事第4課所属 めたくそかっこいい
阿部寛さん、めちゃくちゃかっこよかった!
守という名前の通り、乃木を守りまくる。ドラムには頼りまくる。
かっこよかった~。
えっと、野崎に関してはそんだけです…。
柚木薫(二階堂ふみさん) 世界医療機構の医師 アクセントとなる存在
二階堂ふみさん、いい!ステキだ!
二階堂ふみさんの持つ華やかさは、堺雅人さんやぎんぎら阿部寛さんと一緒でも霞まない強さがありました。
そんな二階堂ふみさんのお顔にうんこ。(下品な大人ですみません)
柚木薫なんてさわやかな香りがしそうな役名の二階堂ふみさんにうんこ。
この時の「うぎゃー」というお顔がまたかわいくて。
たまたま逃亡劇に加わることになった(←おそらく)柚木薫が、これからどんな役割を果たしていくのか。楽しみです。
ドラム(富栄ドラムさん)+ドラムの声・林原めぐみさん かわいすぎる…!
もうとにかく優秀。そしてもうとにかくかわいいいいいいいい!!!
富栄ドラムさんの名前をそのまま使った役名なのも頷ける。ドラムと言う名前がもう魅力的。かわいい。ドラを鳴らすドラム。かわいい!
ドラムの笑顔や歩き方のかわいらしさに、さらに林原めぐみさんの声が加わるってもうかわいいがすぎる!!
⋱ 🐈⬛#𝐕𝐈𝐕𝐀𝐍𝐓 Gallery📸 ⋰#林原めぐみ さんの登場に驚いた方も多いのでは!?
— 日曜劇場『VIVANT』【公式】 (@TBS_VIVANT) 2023年7月17日
野崎の仲間だというドラム(#富栄ドラム)が持つスマホのAI音声として出演していただいています!
仕事ができすぎると話題のドラムの活躍と林原さんのお声に今後も注目してみて下さい🥁#堺雅人 #二階堂ふみ pic.twitter.com/0Y0vDfmnHW
ドラムがあまりにもかわいすぎて、途中からドラムが無事かどうかばかりを心配していました。堺雅人さんや阿部寛さんや二階堂ふみさんは第1話では絶対死なないだろうし。
ドラムに最後まで生き残ってほしい。そして絶対に幸せになってくれ~。
チンギス(Barslkhagva Batboldさん) 逃亡劇のドキドキを引き立たせてくれた人物
チンギス役のBarslkhagva Batboldさん、かっこよかった~。
乃木たちを執拗に追う姿にイライラするどころか、チンギスなりの正義や信念があって、与えられた任務を遂行しようとしているんだろうなと思わせるだけの風格があり、その姿に痺れました。
そして優秀。
野崎はドラムがいたから逃げられたけど、チンギスにドラムのような優秀な仲間がいたら絶対捕まってた。
第2話以降も登場してほしい、印象に残るとても魅力的なキャラクターでした。
黒い役所広司さんと白い二宮和也さん
最後のシーンに登場した役所広司さんと、最後まで出演がシークレットだった二宮和也さん。
役所広司さんの肌の黒いこと黒いこと。服も黒。
そして二宮和也さんの肌の白いこと白いこと。服も白。
お二人はバルカ共和国の人なのか、日本人なのか、どういう役柄なのか。気になりますね。
そして、二人が黒と白で分けられている意味が何かあると思うんですが、どうだろう。
あと、シークレットだった二宮和也さんが第1話で登場したのに、メインビジュアルにどどーんといる松坂桃李さんが出てこないって…。CMには何度も出ていたけど。第2話から登場するかな。
「VIVANT」とは 考察的なもの
正直に言いまして考察できるほどの脳みそを持っていないのですが、せっかく謎だらけの楽しいドラマを見たので、それっぽいことも書いてみようと思います。
へっぽこ考察ですので期待しないでくださいませ。
「VIVANT」とはどんな組織なのか
野崎が調べているのは新手のテロ組織。
乃木のCIAの親友・サム(Martin Starrさん)が追っている、得体の知れない、リーダーも目的もわからない不気味な組織が「VIVANT」だと思っています。
テロ組織の幹部の一人と思われるアル=ザイール(Erkhembayar Ganboldさん)が「家族(ファミリー=組織のことでしょう)を守るため」に自分の命を懸けてでも死に追いやろうとした相手、「VIVANT」。テロ組織にとって脅威の存在。
「VIVANT」は乃木憂助だと思う!
「VIVANT」は乃木憂助だと思っています。
最初はもう一人の強い人格の方が「VIVANT」なのかなと思っていましたが、二つの人格が合わさってこその乃木だと思うので、二つの人格を持つ乃木憂助が「VIVANT」かなと。
両親をテロ組織に殺害され、復讐のためにテロ組織に敵対する「VIVANT」となったんじゃないかなと思っています。
「VIVANT」の意味とは
「VIVANT」はフランス語で
形容詞:生きている、賑やかな
名詞:生者
という意味があります。
ドラマの中で使われている「VIVANT」は名詞の「生者」という意味があるんじゃないかなと思っていて。
乃木は乃木の両親の死と関わっている事件において、唯一の生者”vivant”だったんじゃないかなと。
そしてその時の生き残りがテロ組織に復讐し始めたということで、テロ組織などから「VIVANT」と呼ばれるようになったのかなと思っています。「私はVIVANTだー」と自分で触れ回っているかもだけど。
乃木(VIVANT)が誤送金した犯人の場合
乃木が誤送金した犯人の場合は、あえて誤送金をすることにより、1億ドルの動きを追うことでテロ組織の全貌を暴き、壊滅させようとしているんじゃないかなと思っています。
経理部に1億ドル(本当は1000万ドルだった)の送金申請が届いた時間は、2023年2月9日20時23分17秒。
同じ時間の社内カメラの映像を見ると、送金申請が行われたパソコンを同時刻に触っていたのは、乃木。
乃木が犯人だとすると、「いつ誰がどうやって送信申請と稟議書の金額を書きかえたのか」という謎を解く必要はなくなるので楽ちんです。
誤送金したお金はもちろん回収するつもりだと思います。
新手のテロ組織を壊滅させて、お金を取り戻したら大団円。
乃木(VIVANT)が誤送金した犯人じゃない場合
誤送金テロに自身も巻き込まれたことにより、テロ組織を壊滅させるチャンスだと調査に乗り出したってことかなと。
そうすると、誤送金した犯人、そしてその方法を探る必要が出てきますね。それもおもしろそう。
乃木が「VIVANT」じゃない場合
そうなると、乃木はただただ大変なことに巻き込まれたかわいそうな人ってことになります。
巻き込まれちゃったけど、持ち前の能力や周りの協力を得て1億ドルの行方を追う、みたいな。
乃木が「VIVANT」じゃないとすると、誰が「VIVANT」なのか。これはさっぱりわかりません。
主要キャストなのに第1話に出てこなかった松坂桃李さんか、最後まで出演がシークレットになっていた二宮和也さんか。(配役のみの雑予想)
うん、さっぱりわからん。
終わりに
大した考察的なものはできませんが、第1話を見て思ったことをてれてれと書いてみました。
乃木憂助が何者であろうと、「人間の善悪を直感的に見抜けるかも」しれないジャミーン(Nandin-Erdene Khongorzulさん)が乃木に心を開いていたので、きっと良い人側の人間だと思う。笑顔のかわいいジャミーンを信じる!
そして、こんだけだらだらと書いておきながら、Twitterで知った、「VIVANT」は自衛隊の秘密情報部隊「別班」のこと、という考察が当たっているんじゃないかなと思っています。
※詳しく知りたい方はGoogleなどで検索してくださいませ。
いや~、みなさんすごいですね。
ただ、ぽんこつの脳みそでがんばって考えた考察的なものが的外れであろうと、あーでもないこーでもないとドラマのことをいろいろと考える時間は楽しい。
この夏の「VIVANT」祭りを思いっきり楽しむぞ。
2023年7月23日日曜に放送される第2話は25分拡大。
放送が楽しみです。
それでは、また。
※第2話の感想