こんにちは。
2023年9月3日日曜に放送されたドラマ「VIVANT」第8話の感想です。
あらすじは書いていません。ドラマを見て思ったこと、感じたことなどを書いています。
あらすじをお知りになりたい方は、TBSの「アフターVIVANT」で詳しくまとめられていますので、そちらをご覧いただければと思います。
書きたいことが多すぎて無駄に長くなっていますので、目次のところから気になるところだけでも読んでいただけると嬉しいです。
感想部分にネタバレが含まれますので、まだ視聴されていない方は読む読まないの選択をお願いします。
第8話感想
第8話では、乃木憂助(堺雅人さん)とノゴーン・ベキ(役所広司さん)が対面し、息子として扱われるようになるまでが描かれました。
また、テントの内情が少しずつ明かされました。
※テントのことは後ほど書きます。
DNA鑑定のところはちょっとドキドキした。
乃木は以前、島根の乃木家でDNA鑑定を受けて、乃木卓の息子だということが証明されていましたけど、大丈夫だよね?となんだか心配に。
そして、DNA鑑定の結果。
99.999%が上下逆さまになって映っていたので66.666%に見えて、あれ?すんごい微妙じゃん!とちょっとだけ0.5秒だけ思ったのは私だけじゃないはず!と思ったけどもしかして私だけかしら...。
DNA鑑定で乃木がベキの息子だと証明された後、銃を構えていたピヨ(吉原光夫さん、吉原光夫さんにピヨという役名をつけるセンス!)は銃を下ろすし、見張りのマタ(内村遥さん)もこっそりと親し気に話すようになるし。乃木の優秀さを見たからか、バトラカ(林泰文さん)も協力的になっていたし。
実の息子であり、優秀でもある乃木が突然現れたことで、ベキとノコル(二宮和也さん)の関係にも影響がありそうですね。
黒須について
黒須駿(松坂桃李さん)については、たくさんの方がTwitter(X)で考察されていたのを見ましたが、乃木は重さがわかる特技から、ノコル(二宮和也さん)の銃に弾が1発しか入っていないことに気付いていたと思います。乃木はノコルの銃を別班の人間を撃った時に使ったことがありましたし。
そして、黒須を助けるために猿ぐつわを撃って、弾切れにしたんだと思います。
猿ぐつわを撃たれた後の黒須の目の動きを見ると、乃木の思惑に黒須も気付いていると思ったのですが、その後の黒須の怒りが本物なのか、演技をしているのかどうかがわからず...演技だったらうますぎるよ黒須...。
黒須はドラマのビジュアル画像?かな?で「信頼」と書かれていたので、裏切られたと思っていても最終的には乃木をきっと信じると思う!
テントについて
第8話でテントについてわかったことなどを少しまとめてみました。
テントの目的はお金を集めること
テントのテロ活動はすべて、発注を受けて行っていた。
テロ活動の他に、サイバー攻撃、暗殺、誘拐などの犯罪行為を請け負って行い、成功報酬を得るという仕組み。
テントの目的はお金を集めることだった。
集めたお金の使い道
児童養護施設の運営と3年前から土地購入に使われている。
土地購入に多額の費用が必要なため、3年前からテロ活動を盛んに受注するようになった。
土地の購入にはノコルが社長を務めるMURUUDUL(「夢」という意味)という会社を通して行われている。
購入した土地の使用目的は、第8話放送の現時点ではまだ不明。
※以前、TBSショッピングで販売しているVIVANTのグッズで、MURUUDULのマークのものがあって、MURUUDULは何のマークかを妄想してブログに書いたことがあります。
テントに対抗する、別班+公安+バルカ警察の共同戦線のマークだと書きました。全然違いましたー。
「VIVANT」第5話感想 野崎とチンギスが協力関係に!乃木の過去とテントのリーダー、ノゴーン・ベキについて - だらけかあさんの楽観日記
※終わり
テントがどうして土地を購入しているのか、というのをちょっと考えてみましたが、「土地購入......テントはアビゲイル騎士団!」とか考えちゃって。ドラマ「ハヤブサ消防団」の影響が大きくて大きくて。
土地を購入しているノコルの会社の名前が「夢」なので、ノゴーン・ベキの夢を実現させるための土地購入かなと思っています。
テントが購入した土地をどう使うつもりなのかはさっぱりわかりませんので、妄想することを楽しみつつ、わからないことはわからないこととしてドラマの展開を楽しみに待ちたいと思います。
テントがテロ活動を請け負っていることについて
これは物語の展開とはあまり関係ないけど、個人的に疑問に思っている点です。
テントが他の組織から受注してテロ活動をしている、というところまではわかるのですが、依頼したテロ組織には主義・主張があるんじゃないか、その主張を表明しなくてもいいのか、というところを疑問に思って。
そもそも「テロ」って主義・主張のある破壊活動のことだと思っているので、依頼した組織の主張を出さない、さらにはテントのマークのみ掲げるっていうのがしっくりこない...。
気に入らないところに報復してくれ、という依頼を受けている、とかならわかるんですけどね。それが国際社会にはテロ活動に見えた、とか。
ドラマの本筋とは関係ないですけど、違和感を感じてしまいました。
また、テロ活動などの犯罪行為をして集めた資金で、児童養護施設の運営をしていることについても違和感を感じています。
よその国で人を殺害して、孤児を増やすかもしれないようなことをして得たお金で、バルカの孤児を救済するって。意味わからん。
そして、慈善活動をしているからって、テントを善良な組織と思わせるような物語の展開に今後なるとしたら、ちょっと怖いです。攻撃したところに攻撃されるだけの理由があった、とかならまだ少しわかるけど。それでも少しです。
テロ行為って、たくさんの人を傷つけ恐怖を感じさせる、ものすごく恐ろしい許されない行為だと思っているので、やっぱりテントという組織を好意的に見ることは個人的には無理。
ドラマなのに、創作物なのに、まじめに考えすぎだと思われるかもしれないし、自分自身でもそう思っていますが、無理なものは無理じゃー。
といっても、まだあと2話ありますからね。(10話が最終回)
うだうだ書いちゃいましたが、このドラマがテントという組織にどういう結末を迎えさせるのか、今後の展開をおとなしく待ちたいと思います。
ノゴーン・ベキは乃木憂助を信用したのか
児童養護施設で乃木が重さを手で量れる特技があるとわかり、ベキは黒須を殺すように命じた時、乃木は銃の弾が何発入っているかわかっていた、黒須を殺すつもりがなかったということに気付いたと思います。
以前、ベキは裏切者に対して厳しい制裁を加えていて、息子とはいえ、国を仲間を裏切り殺した乃木に嫌悪感みたいなものを感じていたように思いましたが、息子がそういう人間じゃないことがわかって息子として認めることにしたんだと思います。
ただ、信用しているかというと、息子が国も仲間も裏切っていないかもしれないということは、別班として組織に潜り込んだ可能性もあるということで、信用した、とはいえないのかなと思っています。
そして、血の繋がりのある優秀な息子が現れたことで、ベキとノコルの関係も変化していきそうですね。
アリ(山中崇さん)の処遇に対しても、ノコルはピヨを行かせて殺そうとしていたように感じましたし、二人の考えが一致しないことは今までにもあったんじゃないかな。
そこに血の繋がりがある優秀な息子が現れた。ベキとノコルの関係が変化しないわけがない。
3人がどういう関係になっていくのかも楽しみです。
乃木とノコルの関係
乃木とノコルの関係については、ノコルが乃木の存在を疎ましく思っている、と考えているのですが、ノコルが乃木にとって助けとなる行動をしているのがおもしろいなと思っていて。
ベキに黒須を殺すようにと言われた乃木に、ノコルは1発しか弾が入っていない銃を渡したり、ポリグラフ検査の時にナイフを指の間に「どぅん!」として、針が動いたのが質問に対してなのかをわからなくさせたり。
この時の質問が「おまえは父親に会うためだけにここに来た」というもので、この時に乃木の目元がぴくっとなっているんですよね。この質問で乃木の反応がどう出るのか、私も知りたかったのにー。ノコルー。
余談ですけど、ポリグラフ検査の時、ノコルが「じゃあ、ここからはYesかNoで答えろ」と言ったら、乃木が即座に「Yes」と答えていて。
この時にノコルはイラッとしたように感じましたが、「ここからは」って言ったけど、ここで「Yes」って言わんでも「やーい、YesかNoで答えなかった―」って言うわけないじゃん、やっぱりなんか嫌な奴、みたいなことを思ったのかな。年下の自分の命令に従順な感じにイラッときたのか。
この乃木の「Yes」は、ドラマを見ている側だからそこまで感じないけど、目の前にいたらイラッとする気がする...。
これも余談ですけど、ポリグラフの後に乃木が監視カメラ(を見ているであろうベキ)に語る経歴がちょっとだけ違ったのが少し気になりました。
乃木は「20歳の時にアメリカから一時帰国した際、テレビで乃木家の家紋を見て断片的な記憶が蘇りました」と言っていましたが、あれは18歳の時。ただ単に脚本の間違いなのかな。ちょっと気になったので一応書いておきます。
第7話で、ベキとノコルはアリの護衛が殺されたのは「別班」の仕業だと考え、拠点を移動させることにした時に、ベキが妻と息子の写真をじっと見ていて、さらにその姿をノコルが見ていて。(乃木が別班だと知っているのかなと思ったら違った)
ノコルは息子の写真を愛おしそうに見つめるベキを何度も見ていたんじゃないかな。
その息子が生きて現れ、しかも父の血を受け継いで自分よりも遥かに優秀。疎ましく思うのは当たり前だと思う。
でも、最初に書いたようにノコルは乃木にとって助けになる行動もしていて。
視聴者だからこそ見えるノコルの表情から、どんなことを感じているかがわかるところもある一方、何を考えているかわからないところもあって。
そこがノコルというキャラクターのおもしろさかなと個人的には思っています。
戦場ジャーナリストの飯田さんは長野専務じゃなさそう
第4話視聴後から、長野専務は幼少期の乃木と関りがあると思っていて(長野専務の空白の2年間と乃木が誘拐された時期が重なっている)、戦場ジャーナリストの飯田さんは別班活動中の長野専務だったんじゃないかと考えていました。
「VIVANT」第4話感想 迫田さんそっち側か!松坂桃李さんついに登場!乃木がものすごく怖い!と脳みそ大混乱の回でした - だらけかあさんの楽観日記
「VIVANT」第5話感想 野崎とチンギスが協力関係に!乃木の過去とテントのリーダー、ノゴーン・ベキについて - だらけかあさんの楽観日記
でも今回、飯田さんを和田聰宏さんが演じられていて、和田聰宏さんは現時点で46歳。
乃木に会った時の飯田さんの年齢が和田聰宏さんの実年齢と近いと考えると、今の飯田さんの年齢は80歳以上になる。
なので、飯田さんは長野専務ではなかったと思います。逆に飯田さんが長野専務だったら、年齢的におかしなことになっちゃう。
読みがばっちり外れました!
おまけ
長くなっているので、ちゃちゃっと書きます。書きたいことが多すぎる~。
乃木の家に柚木薫とジャミーンが住む
乃木の家に薫(二階堂ふみさん)と退院したジャミーン(Nandin-Erdene Khongorzulさん)が住むことになりましたね。
野崎(阿部寛さん)がドラム(富栄ドラムさん、林原めぐみさん)に一緒にここに住むのかを聞いた時、ドラムが「薫さん、好き」と言っていて、慌ててみんなが好きって言い直していましたけど、ドラムも薫さんを好きなのかなとにやにやしちゃいました。私も薫さん好き。
あと、これはあるある過ぎて違うとは思いますが、一夜の契り(わお♡)で薫に乃木の子供ができて、乃木の帰りを子供と一緒に待つかも、なんてことも考えちゃいました。薫なら子供と一緒に探しに行くかな。
乃木憂助の若い頃を堺雅人さんが演じる
乃木の若い頃を堺雅人さんが演じていらっしゃいましたね。22~24歳くらいなのかな。
乃木の18歳を櫻井海音さんを演じられていたから、櫻井海音さんでも良さそうだけど。
若い乃木さん、つるっとしていてかわいらしかった!
ピヨ(吉原光夫さん)
世界中の諜報機関が恐れるテントの幹部の名前がピヨ。なんてかわいい名前なんでしょう。でもやることは全くかわいくないという...。ギャップがすごい。
ピヨを演じていらっしゃる吉原光夫さんは元劇団四季の方で、二階堂ふみさんも出演していたドラマ「エール」に馬具職人・岩城新平役で出演されていました。
そして、最終回の「エールコンサート」での「イヨマンテの夜」は本当にすごかった!!!ものすごくかっこよかった!!!
「VIVANT」で二階堂ふみさんと一緒に歌を歌うシーンはない、でしょうね...無理矢理でもいいからねじ込んでほしい...。
今回のピヨという名前といい、馬具職人役の岩城新平の迫力のある美しい歌声といい、吉原光夫さんにはびっくりさせられっぱなしです。もっとドラマに出てほしいな~。
終わりに
はい。
圧倒的なスケールで描かれたドラマ「VIVANT」もいよいよ残りあと2話。お祭りが終わってしまう~。考えただけでも寂しい。
2023年9月10日日曜に放送される第9話は79分スペシャル、7時からは生放送と、最終回に向けてどんどこ盛り上がっていますね。
録画視聴になりそうだけど、生放送も本編もすごく楽しみです。
それでは、また。