だらけかあさんの楽観日記

だらけた日々にしあわせを

高校の先生への恋の話

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こんにちは。

ちょっと昔話を書きたくなりまして、うん十年前の私がぴっちぴちの高校生だった頃の恋の話をしたいと思います。でへ。

他人の、しかもおばさんの語る恋の話なんて誰も興味がないかもしれませんが、のりのりで書いていきます!

約3500字越えの駄文ですが、どうぞ!

 

♡♡♡♡♡

 

私は高校生の頃、英語の先生のことが好きでした。

当時は今よりも個人情報をゲットするのが簡単だったので、どこから仕入れたのかは覚えていませんが先生の住所を調べ上げて(探偵?)、1年生の時にラヴ♡レターを書いて送りました。積極的!

数日後、先生からの嬉しいいい呼び出し。

 

ドキをむねむねさせながら誰もいない放課後の教室で1時間ほど先生と話をしました。

私はドキがむっねむねしまくっていたので、正直先生が言っていることの5%くらいしか理解できなかったのですけど(何とも低い理解力)、生徒と先生の関係ではお付き合いできないよ、とやんわりと断られてしまいました。

でも、私はあんまり先生の言っていることを理解できていなかったので、先生に「それでも好きでいます」となぜか宣言してしまいました。

振られたのに先生と1時間も話せた~とその日は頭がふわふわしたまま帰りました。あほ超えてちょっとホラー…。

 

まあ、私はあっけなく失恋したのに全く気にせずにいたわけですけど、その後は先生が教えている英語をひたすら勉強。英語の成績を上げて先生好き好きアピール作戦です。

毎回英語のテストで100点。あほ高校に通っていたからできたことですけど、私は学年1位の成績を英語だけは取るようになりました。

その後ちょっと他の男の子と付き合ったりもしたんですけど(揺れ動く乙女心~)、そこそこ一途に先生のことを想っておりました。

先生が病気で入院した時も入院先の病院の情報をなんとかゲットして(探偵!)お見舞いに2回も行ったりもしたなー。迷惑な生徒だったでしょうね…。

ただね、先生が担任の生徒はみんな下の名前で呼ばれていたのですけど、なぜか担任の生徒じゃない私も下の名前で呼んでくれていたので、うきゃー!とはしゃいだり。

テストを返してもらうとテストの用紙に先生からの短いコメントが書かれていたりしてね。(他の人には先生がコメントを書いていないのは他の人の答案を盗み見して確認済み!)

テストに一言書いてもいいんだなと私もテストにコメント書いて提出、私のコメントに先生が返事をくれたりと、なんだかんだと楽しいやり取りをこっそり先生としていました。青春だぜ!

 

そんな感じで月日が流れて高校3年生になりまして、いよいよ大学受験の年がやってまいりました。

私はその頃は先生へのアピール勉強熱が冷めてしまっていて、成績は横ばい。

私の成績を心配してくださった先生は、なななななんと、放課後にマンツーマンで勉強を教えてくれることになりました!!なんかエ☆ロい!

しかもしかもしかも、英語で交換日記のやり取りをしようと提案してきました!完全にエ☆ロだ!

先生と二人きりで勉強するだけでも鼻血ブーものなのに、交換日記って!

ちょっと先生どゆこと!?と大混乱です。

まあ、残念ながら?エ☆ロナッシングな勉強+交換日記でしたけど、もうね、至福の時間でした。

今考えると、そんな特別扱いしてもらってよかったのかな、問題にならなかったのかなと心配になるくらい、なんだかすごく先生によくしてもらいました。


そして、受験の前日。

緊張しまくっていたので学校の帰り際に職員室に寄り、先生と少しだけお話をしました。

すると、先生はお財布からイギリスの硬貨1ペニーを取り出して「お守りにしてね」と私にくれたのです。

私はその1ペニーを握りしめて受験し、見事に合格!

※お守りの1ペニーはその後も私のお守りだったのですけど、いつの間にか無くしちゃいました…。

 

高校の卒業式。

先生と写真を撮りました。

んだらばね、先生が肩に手をかけてきてね。びっくりです。

ただ、私は写真を撮ってもらっただけで何も言えずに帰りました。

いろいろしてもらったお礼くらいしか言えなかった。

ラヴ♡レターを書いた時みたいな勇気は出ませんでした。

先生は同じ県内でもちょっと離れたところに転勤することが決まっていて、しかも自分から要望を出して行くっていうのを探偵ばりの調査力で調べ上げて知っていたので(もう私は探偵だ!)、絶対無理なんだって思ってたので勇気が出ませんでした。

 

そのまま卒業、そのまま先生ともお別れか、と思いきや。

当時私は絶対に受からないであろう実力よりもかなり上の国公立の大学も受験していまして(先生の当時住んでた家から近いという邪な理由で…あほなのです…お父さんお母さんごめんなさい)、その合格発表が卒業後にありました。

合格発表の前日、なんと先生から電話が!

一緒に合格発表を見に行こうというお誘いの電話でした。私ともう一人受験した男の子、先生ともう一人女性の先生の合計4人で、でしたけどね。

※もう一人受験した男の子と後日お付き合いをすることになるのですが、その方が自伝をプレゼントしてくれた方です。

今までで一番もらって困ったプレゼント「自伝」 - だらけかあさんの楽観日記

 

結果は2人とも不合格。

先生にうどんをごちそうしてもらってさあ帰ろうか、となりましたら、家が遠い私だけ乗り換えの駅まで先生が送ると言ってくださり、2人で30分ほどドライブすることになりました。 

なんかしゃべらなきゃと思ったんですけど、もうこれで本当にお別れなんだと思ったら何も話せませんで。無言の30分ドライブ。

先生の気持ちの確認もまた断られると思うと勇気が出ずにやっぱり聞けませんでした。何度もチャンスはあったんですけどね。

 

駅に着くと先生が「元気で!」と握手をしてくれました。

私はどんな顔をしてたかな。

自分の中では精一杯笑って「さようなら」ができたと思っていますけど。

泣きながら帰ったのを覚えています。恋に酔っとりましたな…。

 

これで私の恋の話はおしまい

 

といきたいところですが、後日談がございまして。まだ続くよ…。

 

無言の30分ドライブで先生とさようならをした後、先生の引っ越し先の住所を調べ上げて(探偵ですから楽勝!)1回だけ年賀状を出したくらいで、私は大学で出会った今の夫に一目ぼれをして夫一筋でしたので、先生のことはステキな思い出となっておりました。

夫が好きすぎて1分1秒でも長く一緒にいたくて大学卒業後の23歳で結婚し、実家を出て現在住んでいる福岡市に住居を構えました。

しばらく夫と二人きりの結婚生活を満喫した後、30過ぎで長女を出産。

長女が3歳の頃、参加していた子育てサークルの集まりに子供と自転車で向かっておりました。

近所の学校の前を通っていると、すれ違った人に見覚えが…。

振り返ると相手も振り返っていましたが、私はサークルの集まりの準備をしなきゃいけなかったのでそのまま急いで集まりへ。

そうです。

高校を卒業してから15年以上経っていたのでちょっと自信がなかったのですけど、すれ違った人が先生によく似ていたのです。

 

すれ違った人のことが気になって仕方がなかったので、家に帰ってからちょっくら調べてみました。探偵やってたので(うそです)そのくらい余裕です。

すると、なんと先生は私の家から200~300mくらいの距離の近所の学校で教頭先生として働いていたのです!

すれ違ったのは先生本人だったんじゃないかなと思っています。こんなに近くに先生がいたなんてびっくりしました。

だからといって何か行動を起こしたわけではなかったのですけど、不思議な縁を感じました。夫よめんごめんご〜。

 

♡♡♡♡♡

 

先生らしき人とすれ違ってからまた10年近くが経ちました。

現在先生がどうしていらっしゃるかはわかりません。また探偵すっかな。

どこかで元気でいらして、いつかまたお会いできる日がくるのかな。それまでにちょっとは痩せとかないかん!子供が若かりし頃の痩せている私を見て「これ誰?」と言うので…。

いつか先生とお会いすることができたら、高校時代に脈があったのかどうか知りたいのう。知りたくない気もしますが。

今振り返ると、結構先生もぐいぐいきていた気もするのですけど、どうでしょうか。(知らんがなという声が聞こえる…)

 

こんな昔話をしたくなったのは、森山直太朗さんが「直太朗」の名前で書いた「高校3年生」という歌を最近聴いたからです。

「泣きたくなる程 君を好きだった」という歌詞に当時のことを思い出してじーんときてしまいました。書ききれないほどたくさんの先生との思い出があります。

今思い出しても、ステキな先生だったなあ。

私の大切にしている恋のお話でした。

だらだら長い駄文を最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

今度こそ本当に、おしまい