こんにちは。
2023年8月20日日曜に放送されたドラマ「VIVANT」第6話の感想です。
あらすじは書いていません。あらすじをお知りになりたい方は、TBS公式サイトの「アフターVIVANT」で要点などが詳しくまとめられていますので、そちらをご確認ください。
いつも通りなんですが、書きたいことが多すぎて無駄に長くなっていますので、目次のところから気になるところだけでも読んでいただけると嬉しいです。
感想部分にネタバレが含まれますので、まだ視聴していない方は読む読まないの選択をお願いします。
第6話 感想
「一部過激な制裁シーンがありますので視聴にはご注意ください」というテロップから始まった第6話。第4、5話がすごく怖いシーンがあったので、クレームが入ったのかな。
第6話でノゴーン・ベキ(役所広司さん)がギリアム(海老原恒和さん)に制裁を下したシーンは、ギリアムを刀(乃木家の家紋が入っていた)で切ったところを、映像を映していた大きな幕の裏からの「影」で見せていたので、それほど怖くはなかったです。でも、注意を促すテロップが入るのはいいですね。怖いシーンへの心構えができるし。
あと、幕の裏から見せる制裁シーンには、他の誰かが潜んで見ているのかな、とか、この制裁は正面から見えるものとは違う見方ができるってことかな、とか、他に意味が含まれているんじゃないかなと考えたりしました。考え過ぎだな。うん。
第6話は他にも、野崎守(阿部寛さん)のウインクや熱くてもんじゃ焼きを食べられないところ、一心不乱にジャミーン(Nandin-Erdene Khongorzulさん)の無事を祈るドラム(富栄ドラムさん)、不器用に柚木薫(二階堂ふみさん)を抱きしめる乃木憂助(堺雅人さん)、尾行中に険しい顔でタヌキを持つ新庄浩太郎(竜星涼さん)、机をどんどこ叩く太田梨歩(飯沼愛さん)、バナナにナイフをどん！の乃木と黒須駿(松坂桃李さん)、などなどなど、痺れるシーンが盛りだくさんでした！
おもしろかった！
第6話でわかったこと
「VIVANT」は話の展開が早いので、整理するために第6話でわかったことを簡単に書いておきます。すぐに頭がこんがらがっちゃう自分のためである。
乞食をさせられていた乃木憂助を救い出した戦場ジャーナリストは飯田さん
バルカで人身売買されて、乞食をしていた乃木を日本に連れ帰った戦場ジャーナリストの名前が、「飯田」だということがわかりました。
長野専務(小日向文世さん)は別班の人間で、第4話の感想でも書いたのですが、1985年3月に防衛大学卒業してから1987年4月に一橋大学大学院に入学するまでの空白の2年間の間に、戦場ジャーナリストとしてバルカに行っていたと思っているので、この飯田は長野専務だと思っています。
でも、最近長野専務は全然出てこなくなっちゃいましたね。後半もりっとでてくるかな。
太田が「訓練したんでしょ」と言って乃木や黒須が国防のために活動している別班だと理解したのは、長野専務から別班の存在を聞いて知っていたからじゃないかとも思っているのですが。
ドラマの後半はノゴーン・ベキの過去や、別班 vs 公安 vs テントのストーリーが展開されると思うので、小日向文世さんがこのまま若い子大好き不倫専務で終わっちゃうんじゃないかとひやひやしております。それはそれでおもしろいかもしれないけど。
Fの誕生秘話
第6話では、Fが憂助の前に現れたシーンが描かれました。
Fの「生きるんだよ。オレはお前と生きたいんだ」という言葉に、消えてしまいたい、でも「生きたい」という乃木の心の叫びみたいなものを感じました。
小学生時代の乃木とFを、味元耀大(みもとようた)さんが演じていらっしゃいました。これで乃木憂助を4人が演じていることになりますね。なんかすごい。
Fの誕生秘話って書きましたけど、なぜ二つ目の人格を「F」と呼んでいるのか、なぜFがアメリカのミリタリースクールや奨学金のことを知っていたのかはわかりませんでした。というか、少し違和感を感じた。
Fの存在に関してはまだよくわからない部分がありますけど、今後描かれることはあるかな。
乃木が自衛隊に入隊したのは、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロがきっかけ
乃木とFの会話から、乃木が自衛隊に入隊したのは、2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロの影響だったことがわかりました。
友人のサム(Martin Starrさん)が愛する家族を守るために軍に入隊したことを羨ましいと感じ、日本を家族と思って戦おうと決め、自衛隊に入隊したということでした。
テロから自国を、家族を守るために自衛隊に入り、後に別班となった乃木。そんな乃木の父親が、テロ組織のリーダーという恐ろしい事実。
でも、そんな父親に会ってみたい、話をしてみたい、そして、愛されたいと思ってしまう。
第6話、林原めぐみさんの冒頭のナレーションで「この物語は、乃木憂助が自らの運命に挑む大冒険の物語である」と言っていましたが、まさにそう。
乃木の運命、つらすぎるー。
乃木卓(林遣都さん、役所広司さん)は元公安部外事第1課
乃木の父親・乃木卓(後のノゴーン・ベキ)は元公安部外事第1課に所属していたことがわかりました。
農業使節団としてバルカ共和国に入ったのは、極秘任務のためだったようです。
乃木卓が死亡とされノゴーン・ベキとなり、テロ組織「テント」を創設した理由や経緯はどういうものなのか。
明かされるのはまだ先かな。早く知りたい！
別班6人大集合
第6話の最後に、経済産業省の資源エネルギー庁の入札会場で、別班6人と司令・櫻井(キムラ緑子さん)が大集合。大がかりすぎる！
乃木や黒須の他に、役名はまだわかっていませんが、市川笑三郎さん、平山祐介さん、珠城りょうさん、西山潤さんの4人が別班の人間のようです。
別班以外の人間が会場から出て行ったところで、市川笑三郎さんが「ジャンピン！」と言っているように聞こえましたが、「準備！」でした。どうでもいい情報。
いや～、かっこよかった！
黒須はJKT資源開発という会社のポンコツ社員という感じで遅れて登場していましたが、他の4人も普段はポンコツ社員を演じているのかな。他の方のポンコツぶりも見たい。(乃木は普段も全然ポンコツじゃないけど)
柚木薫は何者か
薫とジャミーンの関係から家族の愛を知り、薫にも愛を感じるようになった乃木。
アディエル(Tsaschikher Khatanzorigさん)とジャミーンがテントの人間と仲良く写真を撮っていたことから、薫もテント側の人間なのかなとずっと思っていたのですが、もし薫がテントだったら乃木がかわいそうすぎて。テントが悪の組織ではないという考察もあるようですが。
薫がジャミーンの手術の後に乃木の家にやってきて二人は急接近した印象ですが、もし薫がテントの人間なら、乃木がジャミーンのことを「この子は奇跡の子です」と言ったからかなと。
テント側の人間の口から「奇跡の子」という言葉はまだ出てきていないですけど(別班の人が言っているだけ？わからん！)、ジャミーンがテントで「奇跡の子」と呼ばれているなら、どうしてそのことを乃木が知っているんだろうと薫が怪しんで、乃木の過去を知ろうとして近づいたのかな、とか。
薫がスター・ウォーズのレイア姫なら、乃木と薫は兄妹だな、とか。
まあいろいろと薫の存在に関する妄想をしているんですけど、ジャミーンの手術費用がなかったのが気になっていて。
テントは私利私欲のためにお金を集めているわけじゃないから、ジャミーンの手術にも使わなかったのかもしれませんが、第6話の放送前から気に入っている妄想は、「薫は普通の医師である」という妄想。
テントにも別班にも他の諜報部隊的な組織にも属していない、いわゆる普通の、でも志の高い、愛の溢れる医師。
ジャミーンの手術後に乃木が抱きしめた時、薫は美しい瞳から大粒の涙を流していて。
人を騙そうとする人間なら、乃木に見えるように泣く気がして、乃木から見えないのに涙を流していたのは薫の本心からなんじゃないかと。ドラマ「ハヤブサ消防団」の立木彩は、三馬太郎から抱きしめられている時に、太郎から見えないからって思いっきり怪しい微笑みをしていたし。すごく美しかったけど。
ジャミーンのことを必死で助けようと守ろうとするのも、愛ゆえの行動。
そしてその行動はテントにとっても計算外。乃木も急に家にやってきた薫にびっくりしていたし、愛ゆえの行動は全く読めない。どんな策士もびっくり。
そして、薫が日本でジャミーンの命を救ったことが、日本にテロを起こそうとしているテントから見たらジャミーンを人質にされているような状況で、薫のこの愛の行動が乃木を日本を助けることになるんじゃないかなと。どうやって助けるのかって言われたら全く考えていないんですけどね。
乃木の運命があまりに過酷で、せめて薫だけは乃木に愛を、救いを与えてほしいと思っているからこんな妄想をしちゃうんですかね。
無理かな～。支離滅裂かな～。愛は地球を救う！ってならないかな～。他局だけど。
薫がテントだったらしんどいな。たぶん泣く。
ノゴーン・ベキの言葉
第6話でノゴーン・ベキが語っていたこと。
「我々の資金が何のために世界から集められているのか、どうして理解できない。私腹を肥やすなど言語道断だ！」
この言葉からわかるのは、ノゴーン・ベキは何かしらの目的があってお金を集めているということ。
裏切者を厳しく罰し、世界中でテロ行為を行ないながらも、声明を出さないため何が目的なのかがわからない謎の組織「テント」。
ノゴーン・ベキの正義とは何なのか。今のところ私にはさっぱりわかりません…考察的なものは全く思い浮かばん…。
第7話のテレビ予告のテロップから、二宮和也さんの役柄は乃木の弟で間違いないのかも
テレビ放送の第7話の予告のテロップに
「次週、別班がテントに潜入作戦開始 ついに“宿命の兄弟“の対峙」
と書かれていました。これって絶対、乃木と二宮和也さんのことですよね。
予告のテロップでネタバレしすぎな気がしますが、まあ、いいや…。
第7話の予告にあった、乃木が二宮和也さんの頭に銃を突き付けての兄弟の対峙。どんな展開になるのか、楽しみです。
終わりに
長々と失礼しました！
「VIVANT」も後半戦に入ってきて、謎の部分がこれからどんどこ明らかになっていくのが楽しみでもあり、この毎週のどきどきわくわくが終わってしまう時が近づいてきていると思うと寂しくもあります。
来週は、おそらく太田のハッキングで得た情報を使って、別班がテントに潜入作戦を仕掛けます。
きっとドキがムネムネしっぱなしの展開になりますね！
兄弟の対峙も楽しみだ！
それでは、また。
