こんにちは。
2023年7月30日日曜に放送されたドラマ「VIVANT」第3話の感想です。
あらすじはTBS公式サイトの「アフターVIVANT」にて詳しく書かれていますので、そちらをご確認ください。
「VIVANT」第3話の感想ブログには、ストーリーの感想、今回明かされたことと新たに出てきた謎、そして、警視庁公安部部長の口から語られた、誤送金を企てたと疑われている5人の中にいる別班の人間は誰なのか、その他いろいろと思ったことを書きました。
いつも通りなんですが、書きたいことが多すぎてやたらと長くなってしまいましたので、目次のところから気になるところだけでも読んでいただけると嬉しいです。
ここからはネタバレが含まれますので、まだ視聴されていない方は読む読まないの選択をお願いします。
第3話 ストーリーの感想
「VIVANT」第3話は、前半部分は第2話でいなくなってしまった柚木薫(二階堂ふみさん)の救出とバルカ共和国からの脱出、後半部分は日本に戻って警視庁サイバー犯罪対策課の東条翔太(濱田岳さん)の協力の元、誤送金を仕組んだ犯人を捜す「ミッション：インポッシブル」風の2部構成になっていました。
砂漠のシーンでは、ラクダの「もう動けません…」のポーズがめちゃくちゃかわいかった。目を潤ませてあんなにぺちょーんとなって。ラクダと一緒にぺちょーんとなって目線を合わせて優しく話しかける乃木憂助(堺雅人さん)もかわいかった～。
アド砂漠を抜け、バルカ共和国とモンゴルの国境付近でチンギス(Barslkhagva Batboldさん)が待ち構えていた時は、なんてこったい！とは思えず、さすが！と思っちゃいました。
唾を飛ばし銃を乱射しながら叫ぶチンギス。優秀だしかっこいい。好き。
そして野崎守(阿部寛さん)。かっこよすぎたー。
薫を探しに行った乃木を日陰で待つ砂漠の主みたいな野崎。
乃木と薫が倒れ込んだところにラクダを連れて颯爽と現る救世主野崎。
空港でぐったりしている薫をひょいと抱えて走る野崎。(私も担がれたい…)
公安の仲間をカツアゲする野崎。
病院で乃木と薫の話をこっそりと聞いている野崎。
熱々のもんじゃ焼きを頬張り、あぢっとなって「ひんらいできるにんげんは(信頼できる人間は)」って言う野崎。
かっこよかったな～。
日本に帰ってから少し退屈な展開になるんじゃないかと思っていましたが、濱田岳さんや迫田孝也さん、怪しさてんこ盛りの小日向文世さんのおかげで楽しかったです。
第3話で明かされたこと
日本に帰ってきて、乃木も野崎も誤送金に関わった人物を特定するために動き出しました。
誤送金の犯人と疑われる5人の中に別班の人間がいる。そしてそれは誰か
警視庁公安部部長・佐野雄太郎(坂東彌十郎さん)が野崎に重要なことを2点言っていたと思います。
一つ目は「ヤツが自衛隊に入隊した記録は出てこなかった」
二つ目は「今回の誤送金、別班の仕業ならこいつ。他の4人の場合はモニターか」
一つ目の「ヤツ」は誰のことを指しているのか。乃木のことだと思っていますがどうだろう。わからん。
そして二つ目。
誤送金に関わっている可能性のある5人がパソコン画面に映し出されていたのですが、画面左から、水上(古屋呂敏さん)、宇佐美部長(市川猿弥さん)、長野専務(小日向文世さん)、原経理部長(橋本さとしさん)、太田梨歩(飯沼愛さん)と並んでいて、佐野は「別班の仕業ならこいつ」と誰かを指して言っていました。
公安は5人のうちの一人が別班の人間だともうすでに把握しているようです。
それで野崎は日本に戻る飛行機の中で、誤送金は別班の仕業の可能性もあると言っていたのかな。
別班の人間は誰かな～と坂東彌十郎さんが指さしたシーンを何度もチェックしたんですけど、画面の真ん中から右側あたりを指しているように見える。たぶん。
後ほど「新たに出てきた謎」のところで書きますが、長野専務が別班の人間じゃないかと思っています。どうかな。
誤送金の実行犯は太田梨歩(飯沼愛さん)
警視庁サイバー犯罪対策課の東条翔太(濱田岳さん)の調べで、GFL社に送金申請をすると自動的に0が1個増えるように変えられていたことが判明。
乃木が「ミッション：インポッシブル」風にサーバールームに潜入して取ってきたデータから、誤送金になるように設定したのが太田梨歩(飯沼愛さん)だと判明しました。
ただ、太田梨歩は実行犯なだけで、太田梨歩に指示した相手がいるようですね。誰だろう。
おまけ 柚木薫とアディエル(Tsaschikher Khatanzorigさん)が結婚する予定だったのは嘘
アディエル(Tsaschikher Khatanzorigさん)が亡くなった時、薫は悲しんではいたけど恋人を亡くしたようには見えなくて。
なんでかな～と思っていたら、まさかの嘘でした。
乃木は薫に好意を持っているようなので、全部が終わったらくっついちゃえばいいのに～とおばさんは思っております。
乃木の家は広そうだから、ジャミーンもドラムも一緒にみんなで住めそうだし。たまに野崎が遊びに来て料理をつくってくれて、みんなで楽しくご飯を食べて。仲間に入りたい。
バルカに戻ってみんなで暮らしてもいいし。
楽しそうだけど、無理かなー。
第3話で新たに出てきた謎
謎が少し明かされたと思ったら、新たな謎も出てきました。
乃木の別人格の名前は「F(エフ)」
第3話で乃木は別人格を「F(エフ)」と呼んでいました。
「F」はfatherの「F」かなと思って調べてみたら、同じことを思っている方が多かったです。
乃木の記憶の中の父親(林遣都さん)は強い人だったのかな。そして、乃木をずっと鼓舞して支えてきたのかな、なんて思いました。
あと、こめかみに手をあてるとFが出てくるようですが、乃木は薫に、野崎に関する聞きにくい質問をする時にもこめかみに手をあてていて、自由自在にFを出すことができるみたいですね。ちょっと強気に出たい時にFを出す。
ということは、第2話でナジュム(Bruce Taylorさん)が誤送金のことで乃木を少しからかった時に、乃木はこめかみに手をあてて怒鳴っていましたが、乃木はナジュムにいらっときてFを出したのかな。わからんけども。
また、Fが「オレたちにはやることがあるんじゃないのかよ」と言っていました。
「やること」って何でしょう。気になります。
神田明神の祠
乃木は家に帰る前に寄った神田明神で、小さい祠をちらりと見ていました。
意味ありげでしたから、乃木のちらりには何かしらの理由があるのでしょう。
祠の横に保温のお弁当箱みたいなのもあったけど、あれも関係しているのかな。
いろいろと考えてみましたが、さっぱりわかりませんでした。
誤送金を仕組んだのはテロ組織「テント」か別班か
誤送金を仕組んだのは「テント」なのか別班なのか。
全然わからないのですが、別班の仕業なんじゃないかなと思っています。理由は特にありません…何となくです…。
別班はあえて誤送金を引き起こし、お金の流れからテントの実態を掴もうとした。
そうすると、(私が勝手に別班の人間だと疑っている)長野専務が太田梨歩に命じて、送金申請をすると0が1個増えるように設定させたってことになる。太田梨歩も別班側の人間？協力者？
うーん、難しい。これだと乃木の周りに別班関係の人間が多すぎる気がする。乃木も別班かもしれないし。
それか、太田梨歩はテントのモニターで、別班の長野専務は太田梨歩を泳がせていたとか。
というわけで、あーだこーだ考えてみましたが、全然わかりませんでした。謎です。
長野利彦(小日向文世さん)専務はザイールのことを知っていた？
乃木と長野専務の会話。(ぞわっとするような空気をまとう小日向文世さんの匂いをくんかくんかと嗅ぐ堺雅人さん。ちょっと楽しかった。あと重要な話をしている時にお店の方が料理を出したりしていて、情報が漏れ漏れじゃないかなとちょっと心配になった)
乃木が自爆した人物、ザイール(Erkhembayar Ganboldさん)の名前を出すと、長野専務の顔色が変わりました。(「ぴきーん！」という効果音付き)
「ザイールか…」と意味ありげに言った後に
「その男、どんな様子だった？何か手掛かりを残さなかったか？」
「それでその、ザイールがいたっていうアマン建設はどんなだったんだ？」
と質問をしていました。
長野専務がテントの人間ではなく別班の人間なんじゃないかと思ったのはこの会話から。
おそらく長野専務はザイールのことを知っていたと思います。
ただ、長野専務はザイールのことを「その男」と呼んでいて、もしテント側の人間なら、「彼」とか「その人」とかって呼ぶんじゃないかなと。「その男」という言い方がちょっと乱暴に感じたもので。
長野専務は別班の活動の中でザイールがテントの幹部だと名前だけは知っていて、そのザイールが自爆したということを知って少し動揺したんじゃないかなと。幹部の人間がなぜ自爆を？と。
それで専務としての顔が少しはがれて、ザイールのこと、アマン建設のことを矢継ぎ早に乃木に質問したんじゃないかなと。
わかんないんですけどね。そんな風に感じたってだけです。変なところが気になっただけかも。
長野専務がテント側の人間の場合は、ザイールが何か組織のことがバレるようなことを残していないかと心配して質問した、とかかな。テントの存在に乃木が気付いているなら始末しないといけない、みたいな。
いろいろと考え過ぎて、全然わからなくなってきました。
来週この点は明らかになると思います。真相を知ることができるのが楽しみです。
おまけ 乃木はコーヒーがブラック派？カフェオレ派？微糖派？
水上が乃木を気遣って(たぶん)、ブラックの缶コーヒーを差し入れしていて。
乃木はブラック派か～と思っていたら、迫田孝也さん演じる乃木と同期の山本巧に、「ミッション：インポッシブル」の協力を仰いで一緒に缶コーヒーを飲んでいるシーンを見ていたら、白いカフェオレの缶を持っていて。
あれ？乃木はカフェオレ好きなのかな、と思っていたら、その後のカットでは金色の微糖に変わっていて。Twitter(現在は「X」という名前になっちゃっている)で調べたら同じところを指摘している人がいました。
カフェオレと微糖はスタッフの方がただ単に間違っただけでしょうけど、水上は乃木が甘いコーヒー派なのを知らなかったのか、それとも「苦い汁でもすすっとれ」という考えから甘党の人間にブラックコーヒーを、しかも善意を装って渡したのか。もしそうならホラー。
どうでもいいところでしょうけど、気になっちゃいました。
阿部寛さんともんじゃ焼きといえば「まだ結婚できない男」
乃木、野崎、東条のもんじゃ焼きをつくるシーン。
実際に焼きながらセリフも言って演技するって、すごいですね。
このもんじゃ焼き、実際に通しで本当に作りながらお芝居して下さっています。途中でカットも入れていないのでだんだんできていく様をお楽しみください。#VIVANT #VIVANTep3
— 日曜劇場『VIVANT』第4話8/6 (@TBS_VIVANT) 2023年7月30日
この時の阿部寛さんの動きで、「まだ結婚できない男」の桑野のことを思い出しました。
そしてその桑野(じゃないけど)につくり方を注意されない濱田岳さんの動きもすごかった。
迫田孝也さん大活躍
迫田孝也さんを見ると「犯人か！？」とすぐに怪しむようになってしまったのはいつからでしょうか。「天国と地獄」からかな。
今回の迫田孝也さんが演じる山本は、ずっと乃木の味方でいてくれると思っているのですが、どうだろう。
別班を知っていたのは都市伝説やミリタリー好きだからで。
山本は第3話後半の「ミッション：インポッシブル」で大活躍でした。
のりのりでサーバールームに入るための案を出していたし、自分のミッションを完璧にこなしていて、心配そうな顔をしていたけど、自分がこんなことに巻き込まれるなんて～と内心はどきどきわくわくしていたんじゃないかな。
このままテントのモニターでも別班でもない迫田さんでいてほしい！
終わりに
はい。
長々と失礼しました。楽しかった。
さてさて、第4話の予告を見ると、堺雅人さんがめちゃくちゃ悪い顔をしていまして。
このにんまりはなんだろう。そして、乃木はどっち側の人間なんだろう。
ただ、この怪しい笑みを見てもやっぱり、乃木がテロ組織「テント」側の人間だとは思えない。
テントは幹部のザイールがたくさんの人を巻き込んで自爆したことからもわかる通り、身勝手で恐ろしい組織だと思う。
Fの存在も乃木も、テロ行為により人々に恐怖を抱かせ、生活を脅かすようなテント側の人間だとどうしても思えない。ジャミーンも乃木を好きそうだったし、ラクダにも優しかったし、Fも口は悪いけどいいヤツそうだし。
それに、乃木がテントの人間なら、ザイールは自分の仲間を敵と勘違いして、たくさんの人を巻き添えにして自爆しちゃったドジな人になっちゃうし。
第4話のあらすじを見ると、誤送金事件は完結するようです。
誤送金を仕組んだのはテントか別班か。
別班が仕組んだと思っていますが、どうなるかな。
そして、乃木の正体とは。
最初、乃木は別班の人間なのかなと思っていましたが、最近は別班でもテントでもない、「VIVANT」という別の存在なんじゃないかと思い始めています。と書きつつ違う気もする。うん、わからん。
様々な謎が明かされるであろう第4話の放送が楽しみです。
第5話くらいから松坂桃李さん、役所広司さん、二宮和也さんが出てくるのかな。
第4話以降にどんなストーリー展開が待ち受けているのか。全然想像がつかなくて、本当に楽しみです。
それでは、また。
